セラミック治療後の歯が痛む・しみるときはどうしたらいい?原因も解説

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セラミック治療後の歯が痛む・しみるときはどうしたらいい?原因も解説

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

セラミック治療後の歯が痛む人

セラミック治療を受けた後に歯が痛んだり、しみたりすることがあります。痛い・しみるといった症状は、一時的なものから虫歯などの病気によるものまでさまざまです。

この記事では、セラミック治療後に歯が痛む・しみる原因や、その対処法について詳しく解説します。セラミック治療を受けた方やセラミック治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

セラミック治療後の歯が痛む・しみる原因とは?

セラミック治療後の歯が痛むイメージ

セラミック治療後の歯が痛む・しみる原因はさまざまです。痛みやしみる症状が発生した時期が「治療直後」か「治療後しばらくしてから」でも異なります。

セラミック治療直後に歯が痛む・しみる場合

セラミック治療直後に歯が痛む・しみる場合に考えられる原因は、以下のとおりです。

歯の神経が一時的に過敏になっている

セラミック治療直後に歯が痛む・しみると感じる場合、虫歯部分を削る過程が原因となっている可能性があります。

虫歯部分を削るときはドリルを使用しますが、このドリルによる振動や熱で歯の神経が一時的に過敏になる場合があります。この神経の過敏が、痛みやしみる症状の原因となることがあるのです。

しかし、これは一過性の症状であり、時間が経つにつれて自然と落ち着いてきます。

セラミックが歯にフィットしていない

セラミック治療後に歯が痛む・しみる原因の一つに、作製されたセラミックが歯に合っていないことがあります。

歯の型取り後、歯科技工士がセラミックの詰め物や被せ物を作製しますが、この過程で不具合が起こるとセラミックが歯にフィットしないことがあるのです。

セラミックは非常に精密に作製する必要があります。セラミックと天然歯との間にすき間があると痛む場合やしみる場合があるのです。適合性が悪いと、そのすき間から細菌が侵入し、虫歯などの原因になることもあります。

根管内に細菌が残っている

虫歯が進行して神経にまで達した場合、神経を取り除くことがあります。歯の神経がある管(根管)の内部を清掃し、細菌を除去する処置を根管治療といいます。

しかし、根管治療後にセラミック治療を行っても痛みが生じる場合は、根管内に細菌が残っている可能性が考えられます。根管治療が不十分な状態でセラミックの詰め物や被せ物を装着すると、残った細菌が原因で痛みや違和感が生じることがあるのです。

セラミック治療後しばらくしてから歯が痛む・しみる場合

セラミック治療後しばらくしてから歯が痛む・しみる場合に考えられる原因は、以下のとおりです。

噛み合わせが悪い

噛み合わせが悪いとセラミック治療後の歯が痛む場合やしみる場合があります。

セラミックの装着時には問題なく感じられても、食事をする際にセラミックに負担が集中し、痛みやしみる症状を引き起こすことがあるのです。この場合、歯科医院で噛み合わせを調整してもらう必要があります。

また、加齢によって噛み合わせは変化します。そのため、セラミック治療後しばらくしてから噛み合わせに不具合が生じることがあるのです。

知覚過敏になっている

知覚過敏は、歯周病などによって歯茎が後退し、歯の根に近い象牙質が露出することで起こります。冷たいものや熱いものを飲食すると刺激によって、歯がしみたり痛んだりすることがあります。

セラミック治療自体が直接的な原因ではないものの、セラミック治療をした歯の歯茎が後退し、象牙質が露出すると、結果として知覚過敏を引き起こす場合があるのです。

二次虫歯を発症している

二次虫歯とは、一度虫歯を治療した歯が再び虫歯になることです。セラミック素材は二次虫歯になりにくい特性を持っていますが、日常のお手入れを怠ると、再び虫歯になるリスクがあります。

特に、セラミック治療を施した歯は、外見上は健康そうに見えても、セラミックの下で虫歯が進行している場合があるのです。このような虫歯は見た目では判別が難しく、気が付かないうちに深刻な状態になっていることも少なくありません。

そのため、セラミック治療後も定期的に歯科検診を受け、丁寧にケアを行うことが重要なのです。

セラミックが破損している

歯ぎしりや食いしばりといった癖は、セラミックに大きな負担をかけ、破損を引き起こす原因となります。セラミックが破損すると、その部分から刺激が伝わり、痛む場合やしみる場合があるのです。

セラミックが破損した場合、修理や作り直しが必要になるでしょう。そのため、セラミック治療を受けた後は、歯ぎしりや食いしばりに注意し、必要であればナイトガードを使用するなどの対策が必要です。

セラミック治療後の歯が痛む・しみるときはどうしたらいい?

歯の治療

セラミック治療後の歯が痛む・しみるときは、早めに歯科医院に連絡しましょう。早期に治療を受けることで症状を最小限に抑えることができます。

セラミック治療後の歯が痛む・しみる場合の対処法と歯科医院で行う治療について、以下に解説します。

セラミック治療後の歯への刺激を避ける

セラミック治療直後は一時的に神経が過敏になり、歯が痛んだりしみたりすることがありますが、この症状は時間が経過するにつれて自然と鎮静化することが多いです。

しかし、人によっては症状が2〜3日程度続く場合もあるため、症状が落ち着くまでは硬いものや熱いもの、冷たいものの摂取を控えましょう。過敏になっている歯への刺激を最小限に抑え、症状の悪化を防ぐことが可能です。

噛み合わせの調整を行う

セラミック治療後に歯の痛みやしみる症状が続き、物を噛んだ時に違和感をおぼえる場合は、噛み合わせの不良が原因である可能性が高いです。噛み合わせは自分では対処できないため、早めに歯科医院を受診しましょう。

二次虫歯を治療する

噛み合わせに問題がないにも関わらず、痛みやしみる症状が現れた場合、二次虫歯の可能性が考えられます。放置すると悪化する可能性があるため、症状に気づいたら早めに歯科医院を受診して治療を受けることが大切です。

神経を抜く

セラミック治療後の歯の痛みやしみる症状が改善されない場合、神経を抜くという方法があります。痛みやしみる症状は、神経を介して起こるため、神経を抜くことでこれらの症状を抑えることが可能です。

しかし、神経には歯に栄養を送り、健康を維持する重要な役割があります。そのため、神経を取り除くことは慎重に検討しなければなりません。

症状を抑える方法がほかにないか歯科医師とよく相談し、さまざまな選択肢を検討した上で、最終的な決断を下すことが大切です。

セラミック治療後の注意点

洗面所でデンタルフロスをする女性

セラミック治療後は、セラミックの破損や二次虫歯を予防するために、注意すべき点がいくつかあります。

セラミック治療後の注意点は、以下のとおりです。

セラミック治療後24時間は食事に注意する

セラミック治療では、歯科専用の接着剤を使用してセラミックを装着します。セメントが完全に固まるまでには24時間程度かかる場合があるため、治療直後は硬い食べ物を避け、24時間は反対側の歯で食事をしましょう。

また、セラミック治療直後にきつさを感じることがありますが、数日で慣れます。刺激を加えたり、無理に歯を動かしたりしないようにしましょう。

口腔内を清潔に保つ

セラミックは表面が滑らかで汚れが付きにくい素材ですが、ケアを怠ると虫歯になる可能性があります。セラミック治療後も引き続き虫歯のリスクがあるため、毎日の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。

歯磨きをするときは歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間の汚れもしっかりと除去しましょう。

ナイトガードを装着する

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガードの使用が効果的です。ナイトガードは就寝時に装着するマウスピースで、歯にかかる直接的な負担を軽減し、セラミックの歯の破損を防ぐことができます。

定期検診を受ける

セラミック治療後は、歯科医院での定期検診を欠かさず受けましょう。定期検診を受け、口内を歯科医師にチェックしてもらうことで、セラミックの不具合や新たな虫歯などの問題を早期に発見し、対処することが可能です。

また、定期検診ではプロによる歯のクリーニングを受けられるため、日常の歯磨きでは取り除けない細かな汚れも除去できます。さらに、歯の汚れ具合を基に、より効果的な歯磨き方法の指導も受けられます。

定期検診はセラミック治療後の口内健康を維持する上で非常に重要なのです。

まとめ

歯の模型

今回は、セラミック治療後の歯が痛む・しみる原因や対処法について詳しく解説しました。

セラミック治療後に歯が痛む・しみる原因として、神経が過敏になっている場合や噛み合わせが悪い場合、二次虫歯になっている場合などが挙げられます。痛い・しみるといった症状が出た場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

セラミック治療後は、日頃からしっかりと歯磨きを行い、定期健診を受けることが重要です。歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、ナイトガードを装着するとよいでしょう。

痛みやしみる症状が長引く場合は、神経を抜くという選択肢もありますが、デメリットもあるため、その前に歯科医師とよく相談することが大切です。

セラミック治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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金属アレルギーの方でも大丈夫?安心して使用できるセラミックとは?

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

セラミック治療に疑問がある人

「金属アレルギーでもセラミック治療は受けられる?」「金属アレルギーが心配だけどセラミック治療を受けたい場合はどうしたらいい?」など疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。

セラミックにはさまざまな種類があります。金属アレルギーの方でも安心して使用できるセラミックはあるのでしょうか。

今回は、金属アレルギーの方でもセラミック治療は受けられるのか解説します。金属アレルギーの原因や歯科治療における金属アレルギーの症状についても言及していますので、ぜひ参考にしてください。

セラミック治療とは?

セラミック治療の説明

セラミック治療とは、陶器素材のセラミックを使用した被せ物・詰め物で歯を補う治療法のことです。セラミックは白くて透明感があるため、審美性が高いのが特徴です。

保険が適用される銀歯は金属であるため、温度変化により変形しやすいといわれています。また、汚れを吸着しやすい特徴があることから、虫歯が再発しやすく、長持ちしにくいのです。

その点、セラミックは汚れを吸着しにくいうえ、温度変化により膨張・収縮しないという特徴があります。そのため、虫歯になりにくく、長持ちしやすいのです。

セラミックは自費診療のため費用がかかるものの、審美的にも機能的にも優れた素材といえるでしょう。

金属アレルギーの方でもセラミック治療は受けられる?

金属アレルギーで悩む人

金属アレルギーの方でもセラミック治療を受けられるのでしょうか。セラミックにはいくつか種類があり、金属を使用していないものを選択すれば金属アレルギーの方でも治療を受けられます。

金属アレルギーの方でも安心して使用できるセラミックの種類と、避けたほうがよいセラミックについては、下記で詳しく解説します。

そもそも金属アレルギーとは?

金属アレルギーの人

金属アレルギーとは、金属に触れることで発疹や腫れなどのアレルギー症状が現れることです。金属が皮膚や粘膜に触れることでアレルギー症状が現れると思われがちですが、汗や唾液によって溶け出した「金属イオン物質」が体内に吸収されることでアレルギー症状が現れます。

歯科治療における金属アレルギーの原因となる金属は、保険診療で使用される金銀パラジウム合金、いわゆる銀歯や矯正装置などで使用されるワイヤー、保険の入れ歯の金具などです。

特に、銀歯は唾液にさらされやすいことから、金属アレルギーを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

歯科治療による金属アレルギーの症状

歯科治療によって現れる可能性がある金属アレルギーの症状には、どのようなものがあるのでしょうか。お口の中に現れる症状と全身に現れる症状に分けて解説します。

お口の中に現れる症状

歯科治療によってお口の中に現れる可能性がある金属アレルギーの症状は、以下のとおりです。

  • 頻繁に口内炎ができる
  • 金属周辺の歯茎の発赤・腫れ・爛れ
  • 唇の発赤・腫れ・爛れ
  • 舌の炎症
  • 味覚障害

歯科治療における金属アレルギーの症状はお口の中に出ることが多く、頻繁に口内炎ができたり、金属周辺の粘膜が赤く腫れたり爛れたりすることがあります。また、金属周辺だけでなく、唇や舌、味覚障害が起こることもあるでしょう。

金属アレルギーは金属が唾液に長期間さらされ、時間をかけて金属イオンを吸収することで起こります。

金属アレルギーは症状が出るまでに時間がかかるのが一般的であるため、上記のようなアレルギー症状が現れていても、口内の金属が原因だと気付かないことも珍しくないでしょう。

全身に現れる症状

歯科治療によって全身に現れる可能性がある金属アレルギーの症状は、以下のとおりです。

  • 全身にかゆみ・発赤・発疹
  • 掌蹠膿疱症
  • 頭痛
  • 肩こり
  • めまい

口内の金属が原因で金属アレルギーを発症していても、吸収された金属イオンが体内を巡ることで全身にアレルギー症状が現れることもあります。

全身に現れる金属アレルギーの代表的な症状は、かゆみや発疹、手足に水ぶくれができる掌蹠膿疱症などです。また、金属アレルギーが原因で全身の不調につながることもあります。頭痛や肩こり、めまいなどの場合には、金属アレルギーが原因とは気づきにくいでしょう。

歯科治療前は金属アレルギーでない場合でも、お口の中の金属が原因で金属アレルギーを発症する可能性があります。

金属アレルギーを一度発症すると、アレルギー症状を取り除くのは難しいといわれているため、金属アレルギーの方はもちろん、金属アレルギーが心配な方は、金属を使用した虫歯治療や矯正治療は避けたほうがよいでしょう。

金属アレルギーの方がセラミック治療を受けたい場合は

医師に相談

金属アレルギーの方がセラミックを含めた歯科治療を受ける場合、まずは歯科医師に相談しましょう。金属アレルギーがあることを伝えておくことで、金属アレルギーの方に適した素材・治療法を提案してもらえるためです。

皮膚科で金属アレルギーの診断を受けたことがあり、どの金属でアレルギーが起こるのか特定されている場合には一緒に伝えておくとよいでしょう。

上記で解説したようなアレルギー症状が出たことがある方は、歯科医師に相談した上で皮膚科を受診してアレルギー検査を受けるとよいでしょう。

皮膚科ではパッチテストや血液診断で金属アレルギーの有無・アレルギー症状が出る金属の種類を特定できます。歯科医師に事前に相談し、皮膚科で診断を受けることで安心してセラミック治療が受けられるでしょう。

安心して使用できるセラミック

ジルコニアの歯

ここでは、金属アレルギーの方が安心して使用できる、金属を使用していないセラミックについて解説します。

オールセラミック

オールセラミックとは、セラミックだけで作られた詰め物・被せ物のことです。100%セラミックでできているため、金属アレルギーの心配がありません。

オールセラミックは透明感やツヤがあり、天然歯の色味にも近づけられる素材であるため、セラミックのなかでも審美性に優れた素材だといえます。また、オールセラミックは自分の歯と同じくらいの耐久性があるため、審美的にも機能的にも優れているのがメリットです。

しかし、オールセラミックは、強い衝撃を受けると欠けたり割れたりすることがあるため、噛む力が強い方や歯ぎしり・食いしばりの癖がある方、奥歯などには適応できないことがあります。

ジルコニア

ジルコニアとは人工ダイヤモンドの一つで、セラミックのなかで最も硬い素材です。ジルコニアも金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心でしょう。

ジルコニアは自分の歯よりも丈夫で硬いという特徴があるため、噛み合わせが強い方や歯ぎしり・食いしばりの癖がある方、奥歯などにも適応できます。

しかし、自分の歯よりも硬くて丈夫な素材であることから、噛み合う歯を傷つける可能性があります。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは、レジン(プラスチック)とセラミックを合わせた素材です。レジンとセラミックを混ぜ合わせたものであり、金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して使用できるでしょう。

ハイブリッドセラミックのブロックを削って作られる、CAD/CAM冠もあります。CAD/CAM冠は保険が適用されます。

特に、金属アレルギーの方がセラミック治療をする場合、治療箇所が多ければ多いほど費用が高額になりがちです。そのため、保険が適用されるCAD/CAM冠を選ぶことで、費用が抑えられる点はメリットといえるでしょう。

ただし、保険が適用されるCAD/CAM冠には細かい条件があるため、歯科医師の判断が必要です。また、プラスチック素材が混ざっていることで強度が劣るため、欠けたり割れたりしやすい点はデメリットといえるでしょう。

金属アレルギーの方は避けたほうがよいセラミック

金属アレルギーの方は避けたほうがよいイメージ

金属アレルギーの方が避けたほうがよいセラミックの種類は、内側が金属で外側がセラミックのメタルボンドです。メタルボンドは金属に陶器素材のセラミックを焼き付けて作られています。

メタルボンドのメリットは、金属を使用していることにより丈夫で耐久性があることです。

しかし、金属を使用していることから金属アレルギーの方は避けるのがよいでしょう。焼き付けたセラミックが経年劣化により剥がれ、金属フレームがむき出しになることによって金属アレルギーを発症するリスクがあるのです。

まとめ

セラミックの歯

今回は、金属アレルギーの方でもセラミック治療は受けられるのか解説しました。

金属アレルギーの方でも、金属を使用しないオールセラミックやジルコニアなどを選択すれば安心して治療を受けることができます。

しかし、金属を使用しているメタルボンドは金属アレルギーを発症する恐れがあるため避けたほうがよいでしょう。

金属アレルギーの方がセラミックを含めた歯科治療を安心して受けるためには、歯科医師によく相談することが重要です。加えて、皮膚科で金属アレルギーの血液検査やパッチテストを受ける、金属アレルギーの有無などを確認すると安心でしょう。

セラミック治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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セラミック治療ではなぜ歯を削るのか?デメリットも解説!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

歯を削る

セラミック治療とは、セラミックという詰め物や被せ物を使用する歯科治療の一つです。セラミックは陶器のような素材でできていて、透明感があることが特徴でしょう。

セラミック治療はほかの治療法と比較しても審美性に優れており、天然歯のように自然な見た目を実現できるため近年注目を集めています。

しかし、セラミック治療には歯を削るというデメリットがあります。セラミック治療を検討していても、健康な歯を削ることに抵抗があってなかなか治療に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。

今回は、セラミック治療で歯を削る理由について詳しく解説します。歯を削るデメリットや実際に削る量、削るときの痛みなども解説するので、セラミック治療に興味のある方はぜひ参考にしてください。

セラミック治療で歯を削る理由

歯を削る治療

セラミック治療では、なぜ健康な歯を削る必要があるのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。理由としては、セラミックの強度は低くありませんが、銀歯に比べると弱いことが挙げられます。銀歯と比較すると、セラミックで治療する場合はある程度の厚みが必要となるのです。

セラミックの厚みを確保するには、土台となる歯を多く削らなければなりません。歯科治療で被せ物をするときには、被せ物を装着するための土台が必要になります。土台を作る際は歯の表面を削り、調整するのです。

特に、オールセラミックにする場合は、セラミック自体の厚みが必要になります。土台となる歯を多く削る必要があるでしょう。

ただし、セラミック治療において、歯を削る量は最小限に抑えるように心がけることが大切です。削る量や範囲が広くならないよう、最適な選択肢を見つけることも重要でしょう。

銀歯からセラミックに移行する場合も、銀歯を外したあとの歯をさらに削る必要があります。

セラミック治療で歯を削るデメリット

セラミック治療で歯を削るデメリットイメージ

セラミック治療で歯を削るデメリットは、以下のとおりです。

  • 健康な歯を削る必要がある
  • 歯髄が炎症を起こすことがある
  • 強度が低下する可能性がある

それぞれ確認しましょう。

健康な歯を削る必要がある

歯を削ると、エナメル質が薄くなります。虫歯の治療でセラミックを選択した場合は、歯を削る範囲が広くなる可能性もあるでしょう。

神経まで達する場合は痛みを感じるため、神経を抜く処置が必要です。健康な歯を削ると歯の寿命を縮める原因となるため、可能な限り最小限に留めることが重要といえます。

歯髄が炎症を起こすことがある

歯髄とは、歯の神経組織のことです。歯の中心部分で、細い神経や血管が多く通っています。

歯を削りすぎると、歯髄が炎症起こすことがあるのです。歯髄が露出すると、神経に刺激が加わります。痛みが出ることもあるでしょう。

強度が低下する可能性がある

歯を削り過ぎると、セラミックを被せる土台となる歯のエナメル質がほとんど残っていない状態になることもあります。土台としての強度は低下するでしょう。

また、どのような方法で治療する場合でも、神経を抜いた歯は強度が低下するといわれています。神経を抜いたことによって、歯に血液や栄養が十分に行きわたらないためです。

セラミック治療で削る歯の量とは?

歯を削る人

セラミック治療で削る歯の量は、使用するセラミックの種類によって異なります。通常、セラミック治療では歯を削る量を最小限に抑えながら、セラミックを確実に装着できるように調整します。

本項目では、セラミック治療の種類ごとに歯を削る量を解説します。

オールセラミック

オールセラミックは、名前のとおりセラミックだけで治療する方法です。天然歯に近い色調や透明感があり、審美性が高いとされています。

セラミックの被せ物をする場合は、症状によって削る量が変わります。削る部分が多ければ、神経を抜いてから行うケースもあるでしょう。

セラミックの詰め物の場合は、1mm程度しか歯は削りません。神経を抜く必要のない症例においては、詰め物で治療することが多いです。

ジルコニア

ジルコニアは、人工ダイヤモンドともよばれるセラミック素材です。強度と透明感を併せ持っていることが特徴でしょう。

削る量は歯の部分によって異なり、前歯や臼歯では1.0~1.5mmほどとされています。臼歯の咬合面(歯と歯が噛み合う面)では、2mmほど削らなければならないケースもあるでしょう。

メタルボンド

メタルボンドは、外側がセラミック、内側が金属でできた素材です。自然な色調は再現できますが、内側が金属なので透明感はありません。

歯を削る量は、0.8~1.2mm程度です。咬合面や切縁(前歯の先端部分)の場合、2mm程度削るケースが多いとされています。

e-max

e-maxは、ガラス系の材料で作られた素材です。非常に透明感があり、審美性に優れていることが特徴です。

強度が天然歯と同程度なため、破損することも少ないでしょう。歯を削る量も少なく、どの部分でも1~1.5mm程度の場合が多いです。

歯を削るときは痛くない?

歯を削ることに不安のある人

セラミック治療で歯を削るときは、痛みが出ることがあります。麻酔をする注射の痛みや、歯を削るときの痛みなど、セラミック治療だけでなく一般的な歯科治療でも生じる痛みといえます。

歯の状態にもよりますが、歯を削るときは麻酔がしっかりと効いていれば痛みを感じることはほとんどないでしょう。麻酔の効き方には個人差があるため、治療中に痛みを感じたときは速やかに歯科医師に伝えることが大切です。

歯を削る前に行う麻酔では、注射の痛みを感じるでしょう。極めて細い麻酔針を使う、電動の注射器でゆっくりと麻酔を注入するなど、痛みを軽減する方法もあります。表面麻酔をしてから注射をしてくれる歯科医院もあるでしょう。

治療後に痛みを感じる場合は、痛み止めを服用すると和らぐことが多いです。市販の痛み止めを服用してもよいでしょう。

麻酔が切れたあとは、一時的に違和感を覚えるかもしれません。一般的な反応で、通常は数日で改善されます。

麻酔の効果が切れてから異常を感じ、数日経過しても落ち着かない場合は、歯科医師に相談しましょう。

セラミック治療で歯を削った場合の耐久性

歯の耐久性について説明

セラミック素材は、10年以上使い続けられるとされています。

しかし、長持ちさせるには日々のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。虫歯や歯周病になると、セラミックの寿命も短くなります。

セラミックを長持ちさせるに、歯磨きをしっかりと行いましょう。歯間ブラシやデンタルフロスなども用いて、口腔内を清潔に保つことが重要です。

歯科医院を定期的に受診してメンテナンスを受けることで、さらに寿命を延ばすことも可能でしょう。

まとめ

セラミックの歯

セラミック治療において、歯を削る理由について解説しました。健康な歯を削らなければならない理由は、詰め物や被せ物の適合性・耐久性を高めるためです。

しかし、歯を削る行為にはデメリットやリスクも存在します。歯を削る量は最小限に抑えられますが、削られた歯は二度ともとに戻らないことを理解する必要があるでしょう。

歯科医師と十分にコミュニケーションを取り、治療計画を検討することが重要です。

セラミック治療には多くのメリットもあります。天然歯に近い見た目で審美性に優れている、金属製の詰め物や被せ物と比べて経年劣化もしづらいなど、非常に優れた治療です。

セラミック治療にデメリットとメリットを知り、最適な治療の選択肢を見つけましょう。

セラミック治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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セラミック歯の寿命は何年?寿命を縮める原因と長持ちさせるコツ!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

歯の治療

セラミック歯は、天然歯に近い透明感と白さを再現できる治療です。希望する場合は、自費診療で治療を受けられます。セラミック治療を検討する場合、歯の寿命が気になる方は多いのではないでしょうか。

今回は、セラミック歯の寿命を縮める原因や長持ちさせるコツをご紹介します。セラミック歯を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

セラミック歯の寿命は何年?

カレンダーと時計

セラミック歯の寿命とは、何らかの原因でセラミック歯の使用を継続できなくなるまでの期間のことです。セラミック歯の寿命は、約10〜15年といわれています。

あくまで目安なので、10年未満で交換が必要になる場合もあれば、20年以上使える場合もあるでしょう。

セラミック歯の寿命は、日頃のケアに大きく左右されます。できるだけ長く使えるように、セラミック歯を中心に口内全体をしっかりとケアすることが大切でしょう。

セラミック歯の寿命がくる原因は、以下のとおりです。

セラミックが割れた

セラミックは、強い衝撃が加わると割れることがあります。セラミックが割れた場合、そのまま使用を続けることはできません。

セラミックと歯の間にすき間が生じた

セラミックを入れるときは、歯にピッタリと適合させます。

しかし、歯周病が悪化するなど、適合が悪くなることがあります。そのまま使用すると、すき間に細菌が溜まって虫歯になるなどの問題を引き起こすでしょう。セラミックと歯の間にすき間が生じた場合は、作り替える必要があります。

セラミックを被せた歯が虫歯になった

セラミックを被せた歯も、虫歯になります。セラミックは人工物なので虫歯になりませんが、土台となっている歯は虫歯になるのです。

セラミックの下が虫歯になった場合、被せたセラミックを外して治療しなくてはなりません。虫歯治療で歯を削ると、使っていたセラミック歯を再装着することはできないでしょう。

噛み合わせが変化した

年齢とともに、噛み合わせが変化することがあります。セラミック治療を受けたあと、別の歯の治療を受けた場合も、噛み合わせが変化するでしょう。

噛み合わせが変化して過度な力がかかるようになると、セラミック歯が破損するかもしれません。

セラミック歯の寿命を縮める原因とは?

歯が痛い女性

セラミック歯は、日々のケアが不十分な場合や、歯ぎしり・食いしばりの癖がある場合、寿命が縮まるといわれています。適切に使用すれば20年以上長持ちすることもありますが、10年使用できないこともあるでしょう。

セラミック歯の寿命を縮める原因は、以下のとおりです。

日々のケアが不足している

セラミック歯は人工物なので、虫歯になることはありません。

しかし、土台の部分は自分の歯なので、虫歯になります。歯磨きなどのケアが十分にできていないと土台の天然歯が虫歯になり、セラミック歯の寿命を縮めるでしょう。

セラミックと歯の境目から虫歯になることが多いので、汚れが溜まらないようにしっかりとケアしてください。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯に過剰な力がかかります。セラミック歯が破損する可能性が高いでしょう。

歯ぎしりや食いしばりは、就寝時などの無意識下に行われることが多いです。起きたときに顎が疲れている場合、歯ぎしり・食いしばりをしているかもしれません。

噛み合わせが合っていない

噛み合わせが合っておらず、セラミック歯に過剰な力がかかると破損の原因になります。

噛み合わせが正常かどうかをご自身で判断するのは難しいです。定期検診を受け、噛み合わせを確認してもらいましょう。

強い衝撃が加わった

スポーツの際に人と接触して口元をぶつけた、ボールが顔に強く当たったなど、セラミック歯に強い衝撃が加わると破損することがあります。スポーツをする際はマウスピースを装着するなど、衝撃を和らげる工夫が必要です。

定期検診を怠った

セラミック歯を入れたあとは、定期的に口内を確認してもらわなければなりません。セラミック歯周辺の健康状態が悪化すれば、セラミック歯の寿命にも影響を与えます。

定期検診ではセラミック歯の状態だけでなく、噛み合わせに問題がないか、口内を清潔に保てているかなども確認してもらえます。必ず定期検診を受けて、口内に問題がないか確認しましょう。

セラミック歯を長持ちさせるコツ

セラミックを長持ちさせるコツ:マウスピース

セラミック歯を長持ちさせるコツは、歯科医院や自宅でしっかりケアすること、食いしばり・歯ぎしりの癖による負荷から歯を守ることです。

長持ちさせるコツを詳しく確認しましょう。

定期検診を受ける

定期検診では、口内を詳しくチェックします。セラミック歯に問題が起きていないか、噛み合わせは合っているかなどを確認されるでしょう。

噛み合わせが合っていない場合は調整します。セラミック歯に強い力がかかると破損する原因になるので、定期的にチェックを受けることが大切です。

また、歯磨きだけでは十分に汚れを落とせない部分が必ずあります。歯科医院のクリーニングも定期的に受けるとよいでしょう。

毎日丁寧にケアを行う

セラミック歯が虫歯にならないように、毎日のケアを丁寧に行うことが大切です。歯ブラシでのケアだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシも活用しましょう。

セラミックを被せた場合は、セラミックと歯の境目に汚れが溜まりやすいです。汚れが溜まると虫歯になるので、特にしっかりと磨きましょう。

歯科医院でブラッシング指導を受け、適切な磨き方を身につけると毎日の歯磨きの質が向上します。

マウスピースを装着する

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯に過剰な負荷がかかってセラミック歯が破損します。就寝時にマウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばりの負荷を軽減できるでしょう。

食いしばりや歯ぎしりを予防する目的の場合、マウスピースを保険適用で作れます。歯ぎしりや食いしばりが気になる場合は、一度歯科医院で相談するとよいでしょう。

セラミック歯の寿命がきたらどうしたらいい?

はてなの紙を持つ男性

セラミック歯の寿命がきたら、被せ物を作り替えます。セラミックの被せ物を外し、虫歯があれば治療してから、新しい被せ物を被せるのです。

セラミック歯の被せ物を作り直す場合も、自費診療になるでしょう。歯科医院によって費用が異なりますが、80,000〜180,000円程度が相場です。保険適用の被せ物をすることも可能ですが、自費のセラミックと比較すると審美性・適合性に劣ります。

セラミックの作り替えには高額な費用がかかるので、再治療せずに過ごしたいと思う方がいるかもしれません。破損した状態でセラミックの使用を続けることや、セラミックが外れた状態で使用を続けることは、非常に危険です。

土台になっている歯を傷める、噛み合わせが乱れるなど、周囲の歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。

また、虫歯が見つかった場合は、早期に治療しなければなりません。虫歯は自然に治らないので、放置すると進行して大きくなります。放置すると、歯の根まで虫歯が広がって歯を残せなくなることがあるでしょう。

まとめ

セラミック治療をして笑顔の女性

セラミック歯の寿命は、約10〜15年といわれています。セラミック歯の寿命は日々のケアや使用状態に大きく左右されるため、適切に使用すれば20年以上使えることもあるでしょう。

定期検診や日々のケアを怠ると、10年未満で寿命がくることもあります。寿命がきた場合は、作り替える必要があります。

セラミックは決して安い治療ではないので、定期的な歯科検診と自宅での丁寧なケアで長持ちさせましょう。

セラミック治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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歯のセラミック治療とは?治療のメリットや種類を徹底解説!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

セラミックを手にもった笑顔の女性

虫歯治療のあとに被せ物や詰め物をする際に、歯科医院からセラミック治療をすすめられたことはありませんか。セラミック治療は陶器の素材でできた被せ物や詰め物をする治療のことです。保険適用されない治療のため費用は高額となる傾向にありますが、さまざまなメリットもあります。

今回は、セラミック治療のメリットや種類について詳しく解説します。虫歯治療を受ける予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

セラミック治療とは

セラミックを加工している

セラミック治療とは、セラミック(陶器)とよばれる素材を用いて、虫歯を削ったあとの穴を塞ぎ、噛めるようにする治療のことです。一般的に虫歯を削ったあとは、プラスチックの材料や銀歯などを用いた保険適用の治療が行われます。

しかし、近年では、審美性や耐久性の面から、保険適用されないセラミック治療を選ぶ患者さまも多くなっています。

セラミックと銀歯の違い

首をかしげ疑問の様子の男女

銀歯は長年、保険適用される治療として安価で強度が高い素材として使用されてきました。

一方、治療跡が目立つことや虫歯の再発が高いこと、金属アレルギーのリスクなどさまざまなデメリットがあります。セラミックは、銀歯のようなデメリットを感じさせない治療法として、近年注目されています。

セラミックと銀歯の比較は、以下のとおりです。

<セラミックと銀歯の比較>

セラミック 銀歯
医療保険 保険適用不可 保険適用可能
審美性 高い 低い
虫歯の再発リスク 低い 高い
強度 高い 高い
経年劣化 少ない 多い

セラミック治療を受けるメリット・デメリット

OKとNGのイメージ

セラミック治療は、審美性と耐久性を兼ねそろえた利点の多い治療方法です。

しかし、どんな治療でもメリットがあればデメリットも存在します。セラミック治療のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

セラミック治療のメリット

セラミック治療のメリットは、自然な歯の色合いを目指せる審美性と高い耐久性です。また、劣化による素材の変色が少なく、銀歯のように歯茎が黒く変色する恐れもありません。

セラミック治療のメリットは、以下のとおりです。

  • 審美性に優れている
  • 傷や汚れがつきにくく、虫歯になりにくい
  • 劣化による変色がほとんどない
  • 歯茎の変色がない
  • 歯と被せ物の間にすき間ができにくい
  • 金属アレルギーでも使用できる

セラミック治療のデメリット

セラミック治療のデメリットは、精度の高い自由診療のため、費用が高額となることです。また、衝撃に弱いことから、強い力が加わると割れる恐れや欠ける恐れがあります。こうしたデメリットを補うため、強度が高い被せ物や金属を内側に使用する被せ物があり、ご自身の歯の状態に合ったセラミック素材を選ぶ必要があるでしょう。

セラミック治療のデメリットは、以下のとおりです。

  • 自由診療のため、費用が高額となる
  • 衝撃に弱い

セラミック治療の種類

さまざまな種類のセラミック

セラミックには種類があり、それぞれ特徴が異なります。

以下、主なセラミック治療の種類について解説します。

オールセラミック

全てがセラミック素材でできた被せ物や詰め物です。天然歯に近い透明感のある審美性を持ち、耐久性が高い特徴があります。セラミック治療の中でも特に審美性に優れているため、目立ちやすい前歯の治療に適しています。

<オールセラミックの費用相場とメリット・デメリット>

費用の相場(クラウン) 8~15万円
メリット ・陶器ならではの透明感がある
・天然歯に近い色合にできる
・変色が少ない
・汚れが付きにくい
デメリット ・セラミックの中でも治療費が高額となる
・衝撃に弱く、奥歯には向かない

フルジルコニア

人工ダイヤモンドの一種であるジルコニアのみで作られた被せ物や詰め物です。セラミックと比較すると透明感で劣るものの、スペースシャトルにも使用されるほどの強度を持ちます。そのため、負荷のかかる奥歯でも対応が可能です。

ただし、歯ぎしりや食いしばりがある方の場合、強度が強いことで噛み合う歯が割れる恐れや欠ける恐れがあります。必要に応じて、セラミック治療の前に歯ぎしりや食いしばりの治療を行うこともあるので歯科医師に相談しましょう。

<フルジルコニアの費用相場とメリット・デメリット>

費用の相場(クラウン) 5~8万円
メリット ・強度が強く、奥歯の治療も可能である
・変色が少ない
・汚れがつきにくい
・透明感はオールセラミックより劣るが、審美性は高い
デメリット ・強度が強い一方で、噛み合う歯を傷つけるリスクがある

ジルコニアセラミック

強度の高いジルコニアの外側を審美性の高いセラミックで覆った被せ物です。ジルコニアとセラミックのメリットを組み合わせた素材といえます。審美性に加えて強度も兼ねそろえているため、前歯だけでなく奥歯も治療可能です。

<ジルコニアセラミックの費用相場とメリット・デメリット>

費用の相場(クラウン) 8~15万円
メリット ・審美性が高い
・強度が高い
・前歯でも奥歯でも治療可能である
・耐久性が高い
デメリット ・強度が高いため、複雑な加工が必要な治療には向かない
・オールセラミックやフルジルコニアより高額になる場合がある

e-max(イーマックス)

ニケイ酸リチウムガラスセラミックでできた「e-max(イーマックス)」とよばれる被せ物や詰め物です。従来のオールセラミック素材に比べて、審美性と耐久性がともに高く、噛み合う歯への負担が少ない特徴を持ちます。歯の状態によって使用できる部位が異なるため、詳しくは歯科医院で相談しましょう。

<e-max(イーマックス)の費用相場とメリット・デメリット>

費用の相場(クラウン) 6~9万円
メリット ・透明感があり、審美性が高い
・汚れが付きにくい
・金属が使用されていない
・歯と同程度の強度を持ち、周りの歯を傷つけない
デメリット ・衝撃に弱い

メタルボンド

金属の外側にセラミックを焼き付けた詰め物や被せ物です。内側に金属が使用されているため、どこの部位でも使用できます。ほかの素材に比べると安価な一方で、透明感がほかのセラミック素材に劣り、金属の色が歯茎にうつる可能性があります。

<メタルボンドの費用相場とメリット・デメリット>

費用の相場(クラウン) 7~12万円
メリット ・どこの部位でも治療可能である
・ほかのセラミック素材に比べると安価
デメリット ・透明感が劣る
・裏打ちした金属によって歯茎が黒く変色する恐れがある
・金属アレルギーのリスクがある

セラミック治療に向いている方

歯科医師と患者が会話している

セラミック治療にはさまざまなメリットがありますが、費用が高額であることから治療すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

以下、セラミック治療に向いている方についてご紹介します。

虫歯の再発を防ぎたい方

同じ歯を再び虫歯にしたくないという方には、セラミック治療が向いているでしょう。

保険適用の治療で使用される詰め物や被せ物をした場合、時間とともに天然歯と被せ物の間にすき間ができて虫歯になるケースが多いです。歯と被せ物をくっつけるために使用される材料の劣化と被せ物自体に汚れが付きやすいことが原因です。

一方、セラミック治療では、使用する材料の精度が高く、すき間ができにくいため、虫歯のリスクが軽減できます。さらに、被せ物の素材自体もつるつるして傷や汚れが付きにくいので、長く健康な歯を保ちたい方に向いています。

自然な歯の色に見せたい方

天然歯のように自然な歯の色に見せたい方は、審美性の高いセラミック治療が向いています。特に前歯の治療では、治療した歯を目立たせたくないという方も多いでしょう。保険適用の治療で使用される銀歯やプラスチック素材の歯は審美性が劣り、ほかの天然歯との違いが見た目にも分かりやすいです。

セラミック素材の歯は、透明感があるだけでなく、汚れがつきにくく変色のリスクも低い特徴があります。セラミックの種類によって色の選択肢や透明感が異なるので、よく歯科医師と相談してご自身の歯に合ったものを選びましょう。

金属アレルギーの方

金属が使用されないセラミック治療では、金属アレルギーの方でも安心して被せ物をすることが可能です。

ただし、メタルボンドなど、一部金属が使用されているセラミック治療もあるので、よく確認しましょう。金属アレルギーがある方が銀歯をいれると、口内炎や歯肉炎など口の中の症状だけでなく、顔や手足に湿疹が出るなどの全身にアレルギー症状を発症する恐れがあります。

また、金属アレルギーがない方でも金属製の素材が口の中にあることと何らかの要因が重なって、金属アレルギーを発症するリスクがあります。セラミック治療は金属アレルギーから体を守るためのひとつの手段となるでしょう。

まとめ

OKサインを出している女性

セラミック治療は、ご自身の本来の歯に近い見た目を目指すことができ、虫歯になりにくく耐久性に優れた治療です。

虫歯で削った歯質は残念ながら戻ることはありません。さらに、一度虫歯になった歯が再び虫歯になると、場合によっては歯を失う恐れもあります。汚れがつきにくく、虫歯になりにくいセラミック治療は、ご自身の歯で長く噛めるようにするためのひとつの方法です。

セラミック治療にはさまざまな種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。ご自身の歯に合った治療について歯科医師と相談し、自分らしく健康に噛める歯を目指しましょう。

セラミック治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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