インプラントに保証はある?保証を受けるための条件を解説!

インプラントに保証はある?保証を受けるための条件を解説!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

インプラントの保証イメージ

インプラントは、歯を失った箇所に金属製の歯根を埋め込み、その上から人口の歯を装着する治療法です。インプラントは自分の歯と同様に扱うことができ、審美性にも優れているという特徴があります。

しかし、インプラント治療は高額になるため、トラブルが起こった際の金銭面が不安になる方も多いでしょう。

ここでは、インプラントの保証について解説します。インプラント治療中の方やインプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントの寿命

インプラントの寿命イメージ

インプラントの寿命は10~15年程度です。寿命とはインプラントが抜け落ちるまでの年数を指し、10~15年経過しても9割のインプラントが生存していると調査結果でわかっています。

ブリッジは7年前後、入れ歯は5年ほどといわれているため、インプラントの寿命は他の治療法に比べると非常に長いといえます。

インプラントの費用は自費なので高額になりますが、長期間使用できることを考慮するとメリットは大きいといえるでしょう。

インプラントに保証はある?

インプラントに保証はあるか考える男性

インプラントには安心して治療を受けられるように、保証があります。

インプラントのメーカーや歯科医院ごとにさまざまな保証が設けられており、保証期間は5~10年で設定されていることが多いです。つまり、インプラントが寿命を迎える前に何らかのトラブルが起こっても、保証を受けられる可能性があります。

保障内容は、歯科医院やインプラントのメーカーごとに異なります。いずれにしても、インプラントの脱落や破損時に、無償もしくは減額で新しいインプラントへ交換できるという内容のものが多いです。

ただし、インプラント埋入後の年数によって負担額が変わる場合もあれば、インプラント体と人工歯で保証期間が異なる場合もあります。

すべての歯科医院やメーカーが同じ保証内容というわけではないため、契約時には保証内容を確認することが大切です。インプラントの寿命は長いですが、万が一に備えて保証制度が整っている歯科医院を選ぶようにしましょう。

インプラントの保証を受けるための条件

インプラントの保証を受けるための条件リスト

インプラントの保証を受けるためには、さまざまな条件があります。歯科医院ごとに定められている条件は異なりますが、以下のような条件を設けていることが多いです。

インプラント治療をした歯科医院で再手術を受ける

インプラントの保証を受けるためには、インプラント治療を受けた歯科医院で再手術を受ける必要があります。他の歯科医院では保証が適用されないため、注意が必要です。

日常生活の範囲内でのトラブルで破損・脱落した場合

食事など日常生活の中でインプラントの破損や脱落が起こった場合は、保証の対象になります。

しかし、故意や過失によってインプラントが破損・脱落した場合は保証の対象外になる可能性があるため注意しなければなりません。

定期的にメンテナンスを受けている

インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが必要です。定期的にメンテナンスを受けることでインプラントを長持ちさせることができ、インプラント周囲炎の予防にもなります。

定期的なメンテナンスを怠るとインプラントが脱落するリスクが高まり、保証の対象から外れる可能性があるのです。

禁煙指示に従っている

喫煙しているとニコチンによって歯茎の健康が害され、インプラントが脱落するリスクが高まります。そのため、インプラント治療では禁煙が推奨されているのです。

歯科医師から禁煙指示を受けたにも関わらず喫煙を続けてインプラントが脱落した場合は、保証を受けられません。

インプラントの保証に関して確認すること

インプラントの保証に関して確認することを説明

インプラントの保証内容は歯科医院ごとに異なります。そのため、保証内容をしっかり確認してから契約することが大切です。

契約をする前に、以下の点について確認しましょう。

保証範囲

インプラントは、インプラント体・人工歯・アバットメントの3つの部品で構成されています。この3つの部品のどこまでが保証範囲になるのか確認が必要です。

3つの部品全てを保証範囲に設定している歯科医院もありますが、人工歯の装着は自己負担になる歯科医院もあります。

インプラント体やアバットメントは歯茎に埋まっているため、人工歯に比べると破損や劣化する確率は低いといえます。人工歯は破損や劣化する確率が高いため、保証範囲に含まれている方が安心でしょう。

保証期間

インプラントの保証期間は、歯科医院ごとに異なります。保証期間を10年に設定している歯科医院が多いですが、5年以降は有償保証になるなど年数によって負担額が変わることもあるのです。

また、保証期間の開始日の設定も異なるため、保証期間と併せて確認しておきましょう。インプラント体を埋入した直後から保証が開始するケースもあれば、人工歯の装着後から保証が開始するケースもあります。

保証の回数

保証の回数の上限も歯科医院ごとに設定が異なります。保証期間内であれば何度でも再治療を受けられるという回数無制限の歯科医院もあれば、保証による再治療は一度のみなど回数に制限がある場合もあります。

インプラントは丈夫なので何度も再治療を受けることは少ないですが、万が一のために確認しておくべきでしょう。

費用

インプラントの保証は、無償と有償の2種類があります。

無償保証はインプラント治療費に含まれていますが、より手厚い保証を受けられるようにしたい場合には、オプションとして有償保証を付けることになります。有償保証は治療費に含まれていないため、別途支払いが必要です。

無償保証と有償保証では保証限度額や保証回数が異なるなど、保証内容に違いがあります。有償保証の内容も含めて確認し、自分に必要な保障内容について検討してみてください。

インプラントを長く使い続ける方法

歯磨きする女性

インプラントを長く使い続けるためには、日頃からの心がけが大切です。

インプラントを長く使い続けるためにできるセルフケアは、以下の通りです。

毎日綺麗に歯を磨く

ご自身の歯も同様ですが、インプラントも毎日しっかりとお手入れを行っていれば長持ちさせることができます。

毎日の手入れがしっかりできていなければ「インプラント周囲炎」を招く可能性があります。インプラント周囲炎は、天然歯の歯周病に相当するものです。毎日の歯磨きを丁寧に行い、食べ物などの汚れを綺麗に落としましょう。

定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

インプラント治療後も定期的に歯科医院へ通い、メンテナンスを受けることが大切です。

歯科医院では、セルフケアだけでは落としきれない汚れを専門器具で除去してもらえます。歯科医院でクリーニングを受けることで虫歯や歯周病、インプラント周囲炎の予防になるため、インプラントを長持ちさせるうえでも重要といえるでしょう。

また、定期的に通院して口腔内の状態を歯科医師に確認してもらうことも重要です。何らかのトラブルがあったとしても早急に治療を受けることが、インプラントの寿命を延ばすことにつながるのです。

歯ぎしり・食いしばりを改善する

歯ぎしり・食いしばりは、インプラント治療によって被せた人工歯に大きな負担をかけます。人工歯に負担がかかり続けると、破損を引き起こす可能性があるのです。

歯ぎしり・食いしばりは無意識のうちに行ってしまうことが多いため、改善したほうがよいでしょう。ご自身での改善が難しい場合には、歯科医院で相談することを推奨します。

喫煙を避ける

タバコに含まれるニコチンは歯茎の血管を収縮し、歯茎の健康状態を低下させます。歯茎が不健康になれば、インプラントが脱落するリスクが高まるのです。また、細菌感染も起こりやすくなり、歯周病などのトラブルを引き起こす原因になります。

インプラントの寿命を縮めないためにも、喫煙は避けましょう。

まとめ

インプラントのイメージ

今回は、インプラントの保証について解説しました。

インプラントには保証があるため安心して治療を受けられますが、保証内容や保証条件は歯科医院ごとに異なります。保証期間や回数、保証範囲はしっかり確認してから契約しましょう。

また、保証に頼るのではなく、日頃からインプラントが長持ちするように心がけることも大切です。毎日の歯磨きと歯科医院への定期的な通院で、できるだけ長くインプラントが生存するようにケアを行いましょう。

インプラント治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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