インプラントは虫歯にならない?注意したい口腔トラブルとケア方法

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インプラントは虫歯にならない?注意したい口腔トラブルとケア方法

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

虫歯

インプラントは人工物なので、虫歯にはなりません。

しかし、虫歯以外の口腔トラブルが起きる可能性はあります。

今回は、インプラントの概要や、治療後に注意したい口腔トラブルについて解説します。インプラントを長く使うための正しいケア方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは?

インプラント

インプラントとは、体に入れる人工の材料や部品のことです。歯科においては、人工歯根を顎の骨に埋め込んで歯を補う治療のことを指します。

歯科分野におけるインプラントは、生体親和性の高いチタンやチタン合金でできた人工歯根を顎の骨に埋め込む治療です。顎の骨に埋め込む部分をインプラント体、人工歯とインプラント体を連結させる部分をアバットメントといいます。

インプラントは、歯を失った場合でもご自身の歯のように使用できる画期的な治療法です。

しかし、デメリットがない治療法ではありません。メリットとデメリット、それぞれ確認しましょう。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下のとおりです。

  • ご自身の歯と同じようにしっかりと噛める
  • 入れ歯のような異物感や違和感がない
  • ほかの健康な歯に影響を与えない
  • ご自身の歯に近い自然な見た目が手に入る

歯を失った場合の治療法として、取り外し式の入れ歯や、橋をかけるように歯を補うブリッジが挙げられます。

しかし、入れ歯やブリッジは周囲の歯に負担をかける治療法です。入れ歯はほかの歯に金属のバネをかけて固定し、ブリッジは失った歯に隣接する歯を削って土台としなければなりません。

インプラントは独立して治療できるので、ほかの歯に負担をかけることなく歯を補えます。また、人工歯に使用するのは、天然歯の色調や透明感、艶を再現できる素材です。自然な見た目が手に入ることもメリットでしょう。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下のとおりです。

  • 保険適用外なので費用が高額になる
  • 外科手術を行うので身体に負担がかかる
  • 持病などによって治療を受けられないことがある
  • 顎の骨が十分にない場合は骨造成が必要になる
  • 埋入後はメンテナンスを継続する必要がある

費用の目安は1本あたり300,000〜500,000円で、歯科医院によって異なります。骨の量を増やす骨造成を行う場合は、追加で費用がかかるでしょう。

外科手術を行うので、負担が大きいこともデメリットです。全身の健康状態によっては、治療を受けられない場合があるでしょう。

インプラントは虫歯にならない?

インプラントに疑問がある女性

インプラントは人工物であり、金属でできているので虫歯になりません。

しかし、周囲の組織が炎症を起こすことはあります。インプラントの周囲が歯周病菌に感染した状態を、インプラント周囲炎といいます。

インプラント周囲炎については後述するので、参考にしてください。

インプラント治療後に注意したい口腔トラブル

インプラントの説明を受ける女性

インプラントは、入れたらそのまま問題なく使用できるわけではありません。適切に使用していれば問題なく使えますが、稀にトラブルが起きることがあります。

インプラント治療後に注意したい口腔トラブルは、以下のとおりです。

インプラントが固定されない

インプラント手術を行っても、インプラント体と顎の骨がうまく結合せず、固定されないことがあります。インプラントが骨と結合しなければ、噛むことはできません。

インプラントを埋め込む位置や深さが適切でなければ、骨と結合しないことがあります。また、インプラント体を埋め込む際に顎の骨にダメージを与えると、うまく結合できないでしょう。

インプラントがしっかりと固定されるためには、インプラントの実績の多い歯科医院で治療を受けることが重要です。手術のトラブルによって骨と結合しなかった場合の補償などについても、事前に確認しましょう。

インプラント周囲炎に感染する

インプラントは人工物なので感染症にかかることはありませんが、天然歯における歯周病になることはあります。インプラントの歯周病を、インプラント周囲炎といいます。

日頃の歯磨きや歯科医院でのクリーニングなどのメンテナンスが不十分な場合、汚れが溜まって細菌が増殖し、インプラント周囲炎になる可能性が高いです。歯周病がある状態でインプラント治療を受けた場合も、インプラント周囲炎になるリスクが高まるでしょう。

インプラント周囲炎になると、インプラント周囲の歯茎が炎症を起こします。進行するとインプラント周囲の骨が溶け、最悪の場合はインプラントが脱落します。

インプラント周囲炎にならないためには、自宅でのケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。

腫れや痺れ、痛みなどの症状が続く

インプラントの手術後に、腫れや痺れ、痛みなどの症状が出ることがあります。術後2〜3日でピークを迎えて徐々に落ち着くのが一般的ですが、長期的に続く、または悪化する場合は問題があります。

インプラントが適切に埋入されておらず、神経を損傷している、ほかの歯を圧迫している可能性があるでしょう。患部が細菌に感染している可能性もあるので、早めに歯科医院を受診してください。

人工歯が破損する・外れる

インプラントは、定期的にメンテナンスを受けていれば長く使用できます。

しかし、使用していると人工歯が外れる・破損するなどのトラブルが起きることがあるでしょう。噛み合わせが適切でないことや、人工歯が徐々に緩んできたことなどが原因として考えられます。メンテナンスでは、噛み合わせのチェックなども行うので必ず受診してください。

また、インプラントの破損は、メーカーの補償によって無償もしくは一部有償にて修理できる場合があります。定期的にメンテナンスを受けていることが補償の条件となっている場合が多いです。

インプラントの正しいケア方法

歯の模型

インプラントのケアは、自宅で行うセルフケアと、歯科医院で受けるプロフェッショナルケアの両方が大切です。日々の衛生ケアはご自身で行う必要がありますが、自宅でのケアでは完全に汚れを除去することはできないでしょう。

基本的に、インプラントは天然歯と同様にケアします。毎日歯磨きをして、清潔に保ちましょう。

インプラントは、人工歯根部から少しくびれたような形をしています。くびれた部分に汚れが溜まりやすいので、特に注意して磨いてください。汚れが溜まると、インプラント周囲炎を引き起こすかもしれません。

プロフェッショナルケアでは、ふだんの歯磨きでは落とせない汚れを、専用の機械を使って除去します。どれだけ丁寧に歯磨きをしても、セルフケアだけでは完全に汚れを除去できません。

定期的にメンテナンスを受けて、クリーニングしてもらうことが重要です。

インプラント治療後はメンテナンスを受けよう!

インプラントのケアを受ける女性

インプラント治療後は、定期的にメンテナンスを受けましょう。インプラント周囲炎の予防としても重要ですが、インプラントが破損した場合に補償を受けるためにも、メンテナンスは受ける必要があります。

メンテナンスで確認される項目は、以下のとおりです。

  • インプラント周囲炎の症状の有無
  • インプラントや全体の噛み合わせ
  • インプラントの動揺度
  • インプラントの歯周ポケットの深さ

必要に応じて、レントゲン写真を撮影する場合もあります。インプラントのメンテナンスは3〜6か月に一度を目安にしている歯科医院が多いでしょう。口内の状態によって適切な時期は異なるので、歯科医師の指示に従って受診してください。

定期的に上記の項目を確認することで、問題が起きていた場合に早期に気づくことができます。インプラントが脱落するなど、大きなトラブルにつながる前に対応できるので、インプラントを長く使い続けられるでしょう。

まとめ

鏡を見る女性

インプラントは、虫歯になりません。

しかし、治療後にトラブルが起きることはあります。代表的なのは、インプラント周囲炎です。進行すると、インプラントが脱落する場合や、維持できなくなり抜去しなければならない場合があります。

インプラント周囲炎を防ぐためには、自宅での丁寧なセルフケアと、歯科医院でのプロケアが大切です。歯科医師と相談し、指示された期間を守ってメンテナンスを受けてください。

インプラントを検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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銀歯をセラミックにしたい人必見!交換するメリットや流れを解説!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

セラミックで作った被せ物を土台に載せる

銀歯をセラミックに交換したいと思う方もいるでしょう。銀歯をセラミックに交換するメリットは、劣化しにくいことや金属アレルギーの心配がないこと、虫歯や歯周病になりにくいことなどが挙げられます。

今回は、銀歯をセラミックに交換するメリット・デメリットや、銀歯をセラミックに交換したあとの注意点について解説します。銀歯をセラミックにする流れや費用もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

銀歯とは?

奥歯に入れた銀歯を見せる人

銀歯は、保険適用の治療として一般的によく行われます。金銀パラジウム合金でできており、12%の金に銀や銅・パラジウムなどを混ぜた素材です。

銀歯のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

銀歯のメリット

銀歯は保険が適用されるので、比較的安価に治療を受けられます。ある程度の厚みを持たせて銀歯を作製することで、割れない高い耐久性を実現できます。

保険適用のコンポジットレジンよりも硬くて割れにくいことが特徴です。奥歯など、強い力がかかりやすい部分を保険適用で治療するなら、銀歯を選択するとよいでしょう。

銀歯のデメリット

銀歯の最大のデメリットは、見た目が悪いことです。銀色で光を反射するため、奥歯であっても大きく口を開けると目立ちます。

割れにくいことが特徴ですが、経年劣化で変形することはあります。咬合力や歯ぎしりなどによって変形することがあるでしょう。変形すると、天然歯と銀歯の間にすき間が生じ、虫歯になりやすくなります。

金属アレルギーのリスクが向上することもデメリットでしょう。長期間口内に銀歯を入れ続けることで、金属アレルギーを発症することがあります。

セラミックとは?

セラミックの歯を作る歯科技工士

セラミックとは、セラミック製の詰め物や被せ物を用いて、失った歯を補う治療方法です。

セラミックの種類には、人工ダイヤモンドとよばれるジルコニア、セラミックとレジンを混ぜ合わせたハイブリッドセラミック、すべてがセラミックでできているオールセラミックなどがあります。保険適用外で全額自己負担しなければならないので、治療費が高額になります。

セラミックのメリット・デメリットは、以下のとおりです。

セラミックのメリット

セラミックは、天然歯に近い透明感と白さを再現することができます。天然歯と見分けがつかないほど審美性に優れています。

経年変化が少なく、天然歯のような白さと透明感が長期的に続くことがメリットでしょう。セラミック素材は生体適合性が高いので、すき間が生じて虫歯が発生するリスクも低いです。

セラミックのデメリット

セラミックは、銀歯に比べると強度が低いです。噛み合わせが強い部分に使用すると、割れるリスクがあります。食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある方は、癖を改善する、もしくは適切な対策方法を見つけてからセラミック治療を受けましょう。

保険適用外の治療なので、高額になることが多いです。歯科医院や素材によって費用が異なりますが、オールセラミックの被せ物は50,000〜150,000円、詰め物は30,000〜50,000円の費用相場になります。

銀歯をセラミックに交換できる?

顎に手を当てて考える女性

銀歯をセラミックに交換することは、基本的には可能です。

しかし、以下のケースでは銀歯からセラミックへの交換ができない場合があります。

  • 歯の状態が悪い
  • 歯ぎしりの癖がある
  • 噛む力が強い

歯根に亀裂がある場合や、重度の歯周病になっている場合は、セラミックが長持ちしない可能性が高いです。口内のトラブルを治療してから、セラミックに交換するとよいでしょう。

噛む力が強い場合や、歯ぎしりの癖がある場合、セラミックに大きな負担がかかります。破損するリスクがあるため、銀歯のほうが適しているかもしれません。

銀歯をセラミックに交換するメリット

MERITと書かれた積み木

銀歯をセラミックに交換するメリットは、以下のとおりです。

  • 劣化しにくい
  • 虫歯や歯周病になりにくい

それぞれ解説します。

劣化しにくい

セラミックは劣化しにくいので、寿命を長くすることが可能です。

銀歯の寿命は5年前後といわれているため、定期的に交換する必要があります。長期間使用すると金属イオンが溶け出すので、金属アレルギーを発症する可能性もあるでしょう。

セラミックの寿命は10年以上といわれており、長期間健康な状態を保つことができます。金属を使用していないので、金属アレルギーのリスクもありません。

歯科医院で定期的にメンテナンスをしないと、セラミックの寿命が短くなる可能性があるので注意してください。

虫歯や歯周病になりにくい

セラミックは劣化しにくいため、歯の汚れが溜まる原因となるすき間が生じにくいです。すき間に汚れが溜まることが原因で、虫歯や歯周病になるリスクを低減できるでしょう。

銀歯の場合、劣化によって生じたすき間に汚れが溜まり、虫歯や歯周病を誘発するリスクがあります。

銀歯をセラミックに交換するデメリット

demeritと書かれたメモを立てる

銀歯をセラミックに交換するデメリットは、以下のとおりです。

  • 費用が高い
  • 割れるリスクがある

それぞれ解説します。

費用が高い

セラミックは審美目的で選択される治療なので、保険が適用されません。治療費は全額自己負担になります。

被せ物は100,000円以上が相場なので、非常に高額な治療といえるでしょう。歯科医院や歯の状態によって費用は異なるので、事前に歯科医院に確認してください。

割れるリスクがある

セラミックは、銀歯と比較すると強度が低いです。歯ぎしりの癖がある方や、噛み合わせが強い方が使用すると、割れるリスクがあります。

割れるリスクがある場合は、ジルコニアとよばれる強度の高いセラミックを使用するとよいでしょう。歯ぎしりの癖がある方は、マウスピースを着用するなどセラミックへの負担を減らす必要があります。

銀歯をセラミックに交換する流れ

GOALと書かれた木のブロックを登る

銀歯をセラミックに交換する流れは、以下のとおりです。

  1. レントゲンを撮影して二次虫歯の有無を確認する
  2. 銀歯の詰め物や被せ物を取り外す
  3. 歯の型取りを行う
  4. 1~2週間後にセラミックを装着する

銀歯の下が二次虫歯になっている場合は、虫歯の治療を優先します。虫歯の治療が完了したら、セラミックに交換するのが一般的です。

歯科医院や歯の状態によって治療の流れが変わることがあるため、事前に歯科医師に確認しましょう。

銀歯をセラミックに交換する費用

机の上に置かれた白い電卓と植物

銀歯をセラミックに交換する費用は、以下のとおりです。

  • セラミックの詰め物:30,000~100,000円
  • セラミックの被せ物:100,000~150,000円

基本的にセラミック治療には保険が適用されないので、全額自己負担になります。口内の状態や治療する歯の本数などによっても費用は変動するので、事前に確認しましょう。

銀歯をセラミックに交換したあとの注意点

黄色い背景置かれた黄色い!マーク

銀歯をセラミックに交換したあとは、いくつか注意点があります。

セラミックは銀歯に比べて耐久性が高いですが、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けなければなりません。メンテナンスを受けることで、虫歯や歯周病などの早期発見につながります。早期に治療を開始できれば、セラミックの寿命を延ばすことにつながるでしょう。

歯磨きの際は、ふつう、もしくはやわらかめの硬さの歯ブラシを使用してください。かための歯ブラシを使用すると、セラミックに細かな傷がつく可能性があります。

まとめ

歯科医院で治療を受ける女性患者

今回は、銀歯をセラミックに交換するメリット・デメリットや、銀歯をセラミックに交換したあとの注意点をご紹介しました。

銀歯をセラミックに交換すると、劣化しにくい、虫歯や歯周病になりにくいなど、さまざまなメリットがあります。費用が高いこと、割れるリスクがあることなどがデメリットでしょう。

銀歯をセラミックに交換したあとは、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けてください。虫歯や歯周病を予防し、早期発見・早期治療につなげることで、セラミックの寿命を延ばせます。

銀歯からセラミックへの交換を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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インプラントの失敗例とその原因!治療ができない・向かない人も解説

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

インプラントの模型

インプラントは、自然の歯に近い機能や審美性をもち、歯を失った場合の選択肢のひとつとして検討される治療法です。メリットが多い治療ですが、外科手術を伴う高度な治療のため、不安があるという方も多いのではないでしょうか。納得して治療を受けるためには、インプラント治療のリスクやデメリットを十分理解しておくことが大切です。

今回は、インプラント治療を始める前に知っておきたい、インプラント治療の失敗例と原因、リスクやデメリットについて解説します。インプラント治療ができない人・向いていない人、歯科医院の選び方についても詳しく解説しますので、インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

インプラントの失敗例とその原因

悲しむ女性と慰める女性

インプラントも、ほかの治療と同じように失敗する可能性があります。失敗にはさまざまな原因があります。ここでは、失敗例とその原因をみていきましょう。

インプラントが固定できていない

インプラント治療では、人工歯根(インプラント体)を顎の骨にしっかりと固定して定着させることが大切です。固定に失敗すると、ぐらつくことや離脱する可能性があり、インプラントのネジが見えるケースもあります。

インプラントの固定に失敗する原因は、主に以下の3つです。 

適切に埋め込まれていないインプラント

インプラント治療では、人工歯根(インプラント体)の定着が治療の要です。

人工歯根は、適切な位置や角度、深さで埋め込むことが非常に重要です。適切に埋め込まれていないとインプラントと骨が結合しないため、固定が不十分になってしまいます。

ドリルによる骨へのダメージ

インプラント治療では、専用のドリルを使用して、あごの骨に人工歯根を埋め込むための穴を開けます。

ドリルの摩擦熱によって骨が損傷すると、人工歯根と骨がうまく結合しません。骨の損傷は手術中のドリル操作や冷却水の注水により防ぐことができるため、治療を行う歯科医師の技術力が重要です。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、インプラント治療の合併症のひとつです。歯周病菌を原因とする感染症で、インプラントを支える歯茎や顎の骨に炎症が起こり、組織の破壊をもたらします。

インプラント周囲炎が進行すると、インプラントが自然に抜け落ちる場合やインプラントを摘出する処置が必要になる場合があります。インプラント周囲炎の原因は、以下のとおりです。

  • メンテナンス不足

インプラントでは、毎日のお口のケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。これらのケアを怠ると、インプラントの周辺に汚れが溜まり、歯周病菌による炎症が起こる可能性があります。 

  • 治療環境・器具が不衛生

歯科医院の治療環境が問題で、インプラント周囲炎を起こすことがあります。インプラントはお口の中に人工歯根を埋め込む外科手術であるため、手術室の環境整備や使用する器具の消毒・滅菌などの感染症対策が重要です。

痛みや腫れが改善しない

インプラント治療にともなう痛みや腫れは、手術後2~3日をピークに1週間程度で治まることが多いです。痛みや腫れなどが2~3週間経過しても治まらない場合は、何らかの異常が疑われます。

痛みや腫れがなかなか改善しない主な原因は、次の2つです。 

適切に埋められていないインプラント

インプラントを埋入する位置や角度、深さが適切でないと、神経を損傷することがあります。また、インプラントがほかの歯に接触することで、痛みや腫れ、しびれなどが出るケースがあります。

神経を損傷した場合はインプラントを除去し、ビタミンB12製剤やステロイド薬の投与などの治療が必要です。専門の医療機関での治療が必要になる場合もあります。

細菌感染

治療環境やメンテナンス不足などによるインプラント周囲炎が原因で、痛みや腫れが長引く場合があります。

原因に応じて適切な対応を行うことが重要であるため、痛みや腫れなどの症状が長期間続く場合は、すみやかに歯科医師に相談しましょう。

インプラントが破損している

インプラントの上部構造である人工歯が破損する場合があります。破損の原因は、主に以下の2つです。 

適切でない噛み合わせ

噛み合わせが適切でない場合や、歯ぎしり・食いしばりなどの癖がある、硬いものを噛むことが多いなど、日常的に人工歯に過度の負担がかかるとインプラントが破損してしまうことがあります。

破損の状態によって対処方法は異なりますが、人工歯根に問題がないケースでは人工歯だけを修理することができます。

固定が不十分

インプラントの固定が不十分で破損することがあります。

インプラントは、埋入される人工歯根と歯の代わりとなる人工歯、それらをつなぐアバットメントでできています。 アバットメントは人工歯根と人工歯をネジでつなぐ役割をしていますが、ネジの締め付けが弱いと固定が不十分で破損する可能性があります。

インプラント治療のデメリット・リスクを理解しよう

問題点を説明する人の模型

インプラントはメリットが多い治療ですが、外科手術が必要になるため、さまざまなデメリット・リスクがあります。治療してから後悔しないために、デメリット・リスクをしっかり理解しておきましょう。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療を開始する前に知っておきたいデメリットは、以下の6つです。

長い治療期間

インプラントの人工歯根は、顎の骨に定着させて固定します。定着するには3〜6か月程度の期間が必要になるため、一般的な歯科治療と比べると治療期間が長いといえるでしょう。

下顎の骨の状態によっては、インプラントを埋め込むために骨の厚みを増やす手術を行うケースがありますが、その場合はさらに治療期間が長くなります。

長く見える歯・黒っぽく見える歯茎

歯を失うと骨量が減少し、歯肉も退縮するためにインプラントの歯が長く見えることがあります。また、インプラント部分の歯茎が薄いと、金属の歯根部分が透けて黒っぽく見えることがあります。

外科手術が必要

インプラントは、人工歯根を顎の骨に埋め込むための外科手術を必要とする治療です。入院や全身麻酔は必要ありませんが、同じく歯を失った場合に選択される入れ歯やブリッジよりも、身体への負担は大きくなります。

メンテナンスが必要

インプラント治療後は、歯科医院でのメンテナンスが必要です。2〜6か月に1回程度は通院し、お口の状態のチェックやクリーニングを行います。

メンテナンスを怠ると、歯周病などのトラブルでインプラントが長持ちしない可能性があります。インプラント以外の歯の健康維持のためにも、定期的な通院は大切です。

負担の大きい費用

インプラント治療は基本的に自費診療であるため、一般的な歯科治療に比べると費用の負担は大きいです。また、インプラント治療後も歯科医院でのメンテナンスが必要になるため、その分の治療費も発生します。

インプラントの寿命

インプラントの寿命は10〜15年程度で、永久には維持できません。特に、上部構造である人工歯は、使用しているうちに劣化します。また、メンテナンスや日々のお手入れを怠ると、寿命より早い段階で使用できなくなる可能性があるため注意が必要です。

入れ歯は4~5年程度、ブリッジは7~8年程度で劣化して使用できなくなることが多いため、失った歯を補うための治療の中ではインプラントの寿命が最も長いといえるでしょう。

しかし、経年劣化で維持できなくなった場合は、改めてインプラント治療を行う必要があります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療は、人工歯根を骨に埋め込む外科手術が必要です。そのため、一般的な歯科治療とは異なるさまざまなリスクを伴います。

インプラント治療のリスクは、以下の5つです。

上顎洞(じょうがくどう)の損傷

インプラントを埋め込む際は専用のドリルを使用して骨に穴を開けますが、ドリルで上顎洞を損傷するリスクがあります。

上顎洞とは副鼻腔のうちの1つで、頬のあたりに位置する空洞で、顔面への衝撃の吸収や鼻水の生成、声を響かせるなどの重要な役割を担っています。この上顎洞を損傷してしまうと、上顎洞内に感染(上顎洞炎)を起こしてしまう可能性があるのです。感染を起こすとインプラントの除去が必要になる場合があり、状態によっては耳鼻咽喉科での治療が必要です。

上顎洞を損傷しないために、歯科医院では事前に歯科用CT撮影を行います。安全な位置にインプラントを埋め込むことで、上顎洞の損傷は予防できます。

神経・血管の損傷

人工歯根(インプラント体)を埋め込む際に、誤って骨の神経や血管を損傷してしまうことがあります。

下顎にある「下歯槽神経」という大きな神経を損傷すると、歯・歯茎・口唇などの感覚が鈍くなることや、麻痺が現れることがあります。また、下顎には「下歯槽動脈」という太い血管が通っており、損傷すると大量出血を起こす可能性があるため、治療には細心の注意が必要です。

インプラントによる神経の損傷がある場合は、インプラントの除去や内服薬での治療を行う場合があります。神経や血管を傷つけないために、歯科医院では手術の前に必ず歯科用CT撮影を行います。神経や血管の立体的な位置を把握し、安全な位置にインプラントを埋め込むことで、神経や血管の損傷の予防が可能です。

金属アレルギー

インプラントの人工歯根は、主にチタンという金属を使用して作られています。チタンは人工関節などでも使用されている金属で、人体との親和性が高い素材です。アレルギー反応はほとんど起こらないといわれていますが、絶対に起こらないとは言い切れません。

金属アレルギーが気になる方は、治療を開始する前にパッチテストを受けておくと安心です。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、歯周病菌を原因とする感染症です。インプラント周囲炎になると、インプラントを支える歯茎や骨に炎症が起こり、進行すると歯茎や骨が破壊され、インプラントが自然に抜け落ちる場合やインプラントの除去が必要になる場合があります。

インプラント周囲炎を予防してインプラントを長持ちさせるためには、歯科医院でのメンテナンスと日々のお手入れが非常に重要です。

インプラントの離脱

歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある人や噛む力が強い人は、インプラントに大きな負担がかかり、離脱する可能性があります。

また、噛み合わせが変化してインプラントに負担がかかり、人工歯根(インプラント体)と人工歯をつなぐネジが緩む場合や人工歯が破損する場合もあります。このような場合は、噛み合わせの調整や就寝時のマウスピース着用などの対策が必要です。

インプラント治療ができない・向かない人とは?

笑う人と泣く人

インプラントは多くのメリットがある治療ですが、誰でも治療が受けられるわけではありません。

ここではインプラント治療ができない人・向かない人について解説します。ご自身がインプラント治療ができるのか、向いているのかを判断する際の参考にしてください。

インプラント治療ができない人

さまざまな理由でインプラント治療を受けたくてもできない人がいます。ここでは、インプラント治療ができない人と、その理由について解説します。

未成年の人(20歳以下)

未成年の人(20歳以下)は、顎の骨が未発達であるためインプラント治療の対象外です。成長過程でインプラント治療を行うことで、歯並びなどに悪影響を及ぼすケースがあるためです。

顎の骨が成長するまで、入れ歯などほかの治療を行って歯がない部分を補い、骨が発達してからインプラント治療を開始するとよいでしょう。

健康状態が悪い人

インプラント治療は外科治療が必要になるため、健康状態によってはインプラント治療を受けられないことがあります。以下の疾患を抱えている人は、術中や術後にトラブルが起こる可能性があるため注意が必要です。

  • 高血圧
  • 心疾患(心筋梗塞、狭心症など)
  • 骨粗しょう症
  • 糖尿病
  • 貧血
  • 喘息
  • 肝炎(ウイルス性を含む)
  • 腎炎
  • 脳梗塞
  • 関節リウマチ
  • 金属アレルギー
  • うつ病
  • 悪性腫瘍など

これらの疾患を抱えていても、休薬や内服のコントロールを行うことで治療が可能なケースもあります。インプラント治療を希望する際は、かかりつけ医にインプラント治療が可能かどうかを相談してみましょう。

顎の骨に厚みがない人

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込んで固定するため、骨にはある程度の厚みが必要です。加齢や歯周病の影響で顎の骨に厚みがない人は、インプラントが歯茎から露出する可能性や骨を突き抜ける可能性があります。

顎の骨に厚みがない人は「骨造成」を行うことで、インプラント治療をうけられる場合があります。骨造成は骨の量や厚みを増やし、人工歯根を埋め込んだときに予測されるトラブルを防ぐ手術です。

インプラントが向かない人

健康状態に問題がない場合でも、インプラント治療に向かない人がいます。インプラントが向かない人の特徴と、その理由について解説します。

セルフケアができない人

インプラントの治療後は、インプラント周囲炎などのトラブルを予防するためにも、毎日のお口のケアが非常に重要です。

セルフケアを怠ると感染を起こし、骨が溶けるリスクやインプラント脱落するリスクがあるため、セルフケアができない人にはインプラント治療は向かないでしょう。

喫煙がやめられない人

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる働きがあり、酸素が十分に行き届かないため、傷の治りが悪くなります。また、免疫機能も低下し、インプラント周囲炎のリスクが高くなります。

インプラント治療を希望する場合は、禁煙が必要です。

インプラント治療を受ける歯科医院の選び方

扉がいくつもあるイメージ

インプラントはメリットが多い治療ですが、デメリットもあります。さまざまなリスクも伴うため、インプラント治療を受ける際は歯科医院選びが非常に重要です。インプラント治療を受ける歯科医院を選ぶ際のポイントを5つご紹介します。

インプラント治療の実績がある

インプラント治療の症例数や実績が多い歯科医院を選ぶことをおすすめします。

インプラント治療の経験が豊富にあれば、知識や技術の高さが期待できます。骨造成などの難しい症例に対応しているかどうかも確認しておくとよいでしょう。

カウンセリングが丁寧である

インプラント治療を行う歯科医院を選ぶ際は、カウンセリングを丁寧に行ってくれる歯科医院を選びましょう。

治療法や治療期間、費用に関する丁寧な説明があるかどうかは重要なポイントです。また、インプラント治療のメリットだけでなく、デメリットやリスクについてもしっかりと説明してもらえると、治療への不安が軽減されます。インプラント以外の治療の選択肢についての説明もあれば、治療法を選択する際の参考になるでしょう。

施設が清潔に保たれている

インプラントは外科治療が必要です。清潔な環境、滅菌された器具で手術を行わなければ、インプラント周囲炎が起こる可能性があります。

手術室が整備されているか、歯科医院全体が清潔かなどをカウンセリングの際に確認するとよいでしょう。

術前検査をしっかりと行っている

術前検査は、治療前にお口や顎の骨の状態を正確に把握するために行います。治療の成功を左右する大切な検査といえるでしょう。術前検査では、以下の検査を行います。

  • 問診
  • 血液検査
  • 口腔内検査
  • レントゲン検査
  • CT検査

これらの術前検査をしっかり行わないと、失敗やトラブルが発生する可能性があります。

インプラントを正しい位置に埋め込むためには、口腔内の状態を詳しく把握できる歯科用CTが特に重要です。安全に治療を受けるために、術前検査を行う設備が整っているかについても確認しておきましょう。

保証制度がしっかりしている

インプラント治療は自由診療であるため、保証制度の内容は歯科医院によって異なります。

多くの歯科医院が保証期間を5~10年に設定していますが、安心して治療を受けるために、カウンセリングの際に保証制度について確認しておきましょう。

まとめ

白い歯を見て笑顔の女性

インプラントは、自然な歯に近い機能・審美性を取り戻すことができるメリットの多い治療法です。

しかし、デメリットもあり、リスクも伴います。インプラント治療で後悔しないためには、デメリット・リスクをしっかりと理解したうえで、治療を行うべきか判断しましょう。

また、インプラント治療におけるリスクを回避するためには、歯科医院選びが非常に重要です。歯科医師の経験やカウンセリングの丁寧さ、設備、保証制度などを確認して、安心して手術を受けられるかどうかを判断しましょう。

インプラント治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

十日市場の歯医者|礒部歯科医院

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前歯をセラミックで美しく修復!美しい笑顔を手に入れよう!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

歯を見せて笑う女性

「歯が黄色くて形がガタガタしている」「歯に自信がないせいで、人前で笑顔になることに抵抗がある」などのお悩みを抱える方はいませんか。

今回は、前歯のセラミック治療について、メリット・デメリット、治療の流れを解説します。セラミック治療を行えば、自然に前歯を整えられます。出っ歯の方やすきっ歯の方、歯の傾きなどが気になる方は、前歯のセラミック治療を検討してみてはいかがでしょうか。

前歯のセラミック治療のメリット・デメリット

ノートに書かれたmerit demeritの文字

前歯セラミック治療のメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

前歯のセラミック治療のメリット

前歯のセラミック治療の主なメリットは、以下のとおりです。

自然な前歯が手に入る

セラミック治療は、天然歯に近い自然な前歯を手に入れられることが最大のメリットです。セラミックは、自然な透明感があり色調も豊富なので、もともとの歯のような色、質感、透明感を再現できます。

前歯にコンプレックスがあると、人前で笑うことなど、歯が見える行為を避ける方が多いです。セラミック治療を受けることできれいな前歯が手に入るため、食事や会話などを心から楽しめるようになるでしょう。

汚れや変色に強い

セラミックで作った歯は汚れや変色に強く、数年単位の長期間、きれいな歯を保てます。セラミックの表面はツルツルしているため、虫歯の原因となるプラークが付着しにくいです。

また、セラミックは耐水性に優れているため、治療後の前歯は変色しにくくなります。ふだんからコーヒーや紅茶などを飲む方は歯が変色しやすいですが、セラミックにすることで美しい前歯を保てるでしょう。

短期間で治療できる

矯正治療と比べると、セラミック治療のほうが短期間かつ少ない負担で治療できることもメリットです。

矯正治療の場合、矯正器具を装着したまま痛みや違和感がある生活を数か月続けなければいけませんが、セラミック治療は3週間前後で治療が終わります。短い期間で治療できる歯科医院もあり、1週間程度で終わることもあるでしょう。

実際の治療期間は患者様の希望や口腔内の状態によって異なるので、歯科医院に相談してください。

前歯のセラミック治療のデメリット

前歯のセラミック治療の主なデメリットは、以下のとおりです。

高額な費用が必要になる

前歯のセラミック治療は、保険適用外のため費用が高いです。

金銭的に余裕がない場合、治療を受けるのは難しいかもしれません。さまざまな歯科医院を比較して、高品質なセラミック治療を安く提供している歯科医院を探すとよいでしょう。

前歯を削らなければいけない

セラミック治療では、歯を削らなくてはなりません。被せ物を装着するために安定した土台を作る必要があるからです。歯を削ることに抵抗がある方もいるでしょう。

しかし、歯を削らずに被せ物を装着すると、セラミック歯が破損する恐れがあります。セラミック歯の強度を保つには、ある程度の厚みが必要だからです。

破損する場合がある

前歯のセラミック治療にはいくつか種類がありますが、特にオールセラミックの場合、ほかの素材と比べて破損しやすいです。

セラミックはもともと強度が高くないため、セラミックのみで作られるオールセラミックは、破損するリスクが上がります。

前歯のセラミック治療の種類

たくさんのブロックから一つを選ぶ

前歯のセラミック治療にはいくつか種類があります。理想の歯の仕上がりや歯のお悩みに合わせて、自分に合った治療法を選択しましょう。

前歯の主なセラミック治療の種類は、以下のとおりです。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面に薄い被せ物を装着する治療法です。歯の黄ばみが気になる方やすきっ歯でお悩みの方に適しています。ラミネートベニアのメリット・デメリットを表にまとめました。

<ラミネートベニアのメリット・デメリット>

メリット デメリット
・歯を削る量が少ない
・治療期間が短い
・ほかの治療法と比べて費用が安い
・強く噛むと割れることがある

歯の表面に薄く被せ物を装着するため、歯を削る量が少ないです。歯を削る量が少ないため、歯へのダメージが少なく短い治療期間で完了することがメリットでしょう。使用するセラミックの量が少ないため、費用がほかの治療法と比べて安いです。

ホワイトニングの白さに限界を感じている方にも適した治療法といえます。

オールセラミック

オールセラミックとは、セラミックだけを使用して被せ物を作る治療法です。オールセラミックのメリット・デメリットを表にまとめました。

<オールセラミックのメリット・デメリット>

メリット デメリット
・自然な仕上がりになる
・汚れに強い
・金属アレルギーのある方も使用できる
・耐久性が低い
・歯を多く削らなければいけない

オールセラミックの最大の特徴は、もともと生えていた歯のような自然な見た目を再現できることです。特に、前歯は最も人目につく部位であるため、オールセラミックできれいに整えれば、自信を持って日常を過ごせるようになります。

セラミックは汚れに強いため、何度も歯のクリーニングに通う必要もありません。金属を一切使用せず、すべてセラミックで作られているため、金属アレルギーがある方でも受けられる治療法です。

しかし、耐久性が低いことがデメリットといえるしょう。ほかの治療法で作られた被せ物と比べると破損しやすいです。寝ている間に歯ぎしりをする癖がある方は、避けた方がよいかもしれません。

また、安定した前歯を作るために被せ物を厚く作る必要があります。そのため、天然歯を削る量が多いです。

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、ジルコニアとセラミックの2種類を使用して被せ物を作る治療法です。内側にジルコニア、外側にセラミックを使用します。見た目の美しさはセラミックより劣りますが、強度に優れていることが特徴です。

ジルコニアセラミックのメリット・デメリットを表にまとめました。

<ジルコニアセラミックのメリット・デメリット>

メリット デメリット
・セラミックのなかでは耐久性がある
・オールセラミックより費用が安い
・金属アレルギーのある方でも使用できる
・やや美しさに欠ける
・大きさなどの調整が難しい

ジルコニアは、人工ダイヤモンドとして宝石店でも販売されている素材です。ジルコニアは歯よりも硬い素材で、オールセラミックよりも耐久性に優れています。

見た目はオールセラミックよりも劣るかもしれませんが、十分な美しさがあります。費用はオールセラミックの3分の2ほどしかかからないことが多いため、費用を抑えたい方に適しているでしょう。

ジルコニアは硬さがあるため、被せ物を作る際の微調整が難しいといわれています。患者様のお口に合う被せ物ができるかどうかは、作成する歯科医師の腕が問われるのです。ジルコニアセラミックを希望する場合は、熟練した歯科医師がいる歯科医院で治療を受けましょう。

メタルボンド

メタルボンドは、内側に金属、外側にセラミックを使用して被せ物を作る方法です。これまでご紹介した方法のなかで、最も強度に優れた被せ物になります。メタルボンドのメリット・デメリットを表にまとめました。

<メタルボンドのメリット・デメリット>

メリット デメリット
・耐久性に優れている
・治療実績が多い
・金属アレルギーの方は使用できない
・内部の金属が見えることがある

メタルボンドの最大のメリットは、強度があり耐久性に優れていることです。ほかのセラミックに比べて、衝撃に強いです。日常的にスポーツをする方など、顔に衝撃が加わる可能性がある方は、メタルボンドを選択するとよいでしょう。

メタルボンドは古くから行われてきた治療法です。過去の症例が数多くあるため、治療後のトラブルにも対応してもらえるでしょう。

ただし、メタルボンドは金属を使用するため、金属アレルギーの方には実施できません。アレルギー反応によって、全身的な不調が生じる危険があります。

また、見た目はオールセラミックやジルコニアセラミックより劣ります。内側の金属部分が見えることもあるでしょう。歯の表面はセラミックで作るため、ある程度の歯の白さや透明感は保たれます。

前歯のセラミック治療の流れ

スタートと書かれた積み木からゴールと書かれた積み木への道

前歯のセラミック治療の流れは、以下のとおりです。

  1. カウンセリングを行う
  2. 歯の土台を作る
  3. 仮歯を作る
  4. 型を取る
  5. 被せ物を装着して調整する

クリニックによって違いはありますが、まずはカウンセリングから行われます。歯の状態をチェックし、どのような歯に仕上げたいかの希望をヒアリングしてもらえるでしょう。

実際の治療では、歯の土台を作ることから始まります。歯を削って土台を整えるのです。

土台が整ったら仮歯を作成し、数日〜数週間ほど装着して過ごします。仮歯での生活の感想をもとに、歯の型取り・被せ物の作成をして完成です。

前歯のセラミック治療の費用

机に置かれたペンと電卓

セラミック治療の種類ごとに、治療にかかる費用を表にまとめました。

<セラミック治療の費用>

治療法 費用
ラミネートベニア 50,000〜150,000円
オールセラミック 100,000〜200,000円
ジルコニアセラミック 80,000〜180,000円
メタルボンド 80,000〜150,000円

上記は費用の目安です。歯科医院によって費用が異なるため、事前に料金を確認しましょう。また、被せ物を作成する費用とは別に、土台や仮歯を作るための料金が発生する場合もあるため注意してください。

前歯のセラミックの寿命はどれくらい?

顎に手を当てて考える女性

セラミック自体には寿命がないため、ほぼ永久的に装着したときの状態を保てます。

しかし、口の中でさまざまな影響を受けることで、セラミックも消耗します。セラミック治療を行った前歯の平均的な寿命は8〜10年といわれていますが、口の中の環境をよい状態に保たれていれば、20年ほどもつ場合もあるでしょう。

前歯のセラミックを長持ちさせるための方法

体の横を指さして笑う女性

セラミック治療を行った前歯を長持ちさせるには、日頃のお手入れが重要です。具体的には、以下のことに気をつけましょう。

  • 定期検診に通う
  • 歯磨きを徹底する
  • マウスピースを活用する

定期検診に通うことで、セラミックのトラブルや虫歯などの口腔内の異常を早期に発見できます。歯磨きは、食後に歯を磨くだけでなく、歯間ブラシなどを使って細かな汚れまでしっかり除去することが大切です。

睡眠中に歯ぎしりをする癖がある方や噛み締める癖がある方は、マウスピースを活用しましょう。効果的に前歯の破損を防いでくれます。

まとめ

美しい歯を見せて笑う女性

今回は、前歯のセラミック治療について解説しました。

セラミック治療にはいくつか種類があり、それぞれメリットとデメリットが異なります。それぞれの治療法の特徴を理解したうえで、自分に合った治療法を選択することが大切です。

セラミック治療は保険が適用されないため、治療費用が高額になります。治療を受ければ数年〜数十年間美しい歯を手に入れられると考えると、コストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

前歯のセラミック治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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インプラント治療の流れと手術後の注意点について解説!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

歯の模型を使って説明する女性

インプラント治療の流れは、入れ歯やブリッジと比較して複雑で処置回数も多いです。手術の成功率を高めるには、食事などの日常生活にも気を付けなければなりません。

今回は、インプラント治療の流れと手術後の注意点について解説します。

インプラントとは

インプラントを入れた歯を見せて笑う

インプラントとは、失った歯の代わりに人工歯根を埋め込み、新たな歯を作り出す治療法です。昔は、失われた歯の治療といえばブリッジや入れ歯が一般的でしたが、現在ではインプラント治療を選ぶ人が増えています。

歯は、目に見える歯冠という部分と、歯冠を支える歯根から成り立っています。歯を失うということは、歯根も失うということです。

「インプラントと差し歯は何が違うの?」と思う方もいるでしょう。差し歯は歯根が残っている状態で行う治療で、インプラントは歯根が存在しない状態で行う治療です。

インプラント治療は自分の歯と同じように噛むことができ、見た目も自然であるため、より天然歯に近づけたい方に適しています。

ただし、治療には高度な技術を要し、費用も高額になるため、事前によく調べてメリットやデメリットを理解することが大切です。

インプラントの治療期間

机に置かれたカレンダーと植物

インプラントの治療期間は、平均で3か月〜1年程度とされています。ほかの治療方法と比べて治療期間が長い理由は、手術や処置が複数回必要になるからです。

詳しくは後述しますが、人工歯根を顎の骨に埋め込む手術を行い、そのあと人工歯根が周囲の骨と結合するのを待つ期間が必要です。人工歯根と骨が結合したら、人工歯と人工歯根を結合するための装置を取り付け、最後に被せ物を装着して完了です。

治療期間は、個々の口腔内の状態によって大きく変動します。顎の骨がしっかりしていて歯茎の状態が良好な方はすぐに埋入手術を行うことができ、骨と人工歯根の結合も比較的早く進むでしょう。

しかし、歯周病になっている方や顎の骨が薄い方は、治療の前段階で歯茎の治療や骨造成を行う必要があります。骨と人工歯根の結合期間も長くかかる傾向にあります。

インプラント治療の流れ

STEPと書かれた階段を登る木の人形

実際のインプラント治療の流れを確認しましょう。

カウンセリング(30分~1時間)

インプラント治療に対する疑問や不安がある方に向けて、カウンセリングを無料で提供している歯科医院が多いです。カウンセリングは、どのような質問や悩みでも気軽に相談できる場です。

口腔内のトラブルや、インプラント治療の基本的な内容、メリット・デメリット、インプラント以外の治療法と効果についてなど、幅広い範囲の相談を受け付けています。専門的な知識を持つスタッフが、一人ひとりの状況に合わせて丁寧に説明します。

診察・検査(30分~1時間)

患者さまの口腔内を詳しく診察します。歯周病の有無、残っている歯や噛み合わせの状態を細かく検査し、歯型を取ります。CTスキャンを用いて、顎の骨の量や密度も調べるでしょう。

検査結果や患者さまの健康状態、被せ物の材質や形・色などの希望をふまえて、治療計画と費用を算出します。

治療計画が確定したら、患者さまに説明を行います。治療計画に問題がなければ契約書に記入し、治療の日程を予約するのが一般的です。

インプラント埋入手術(約1時間)

まず、歯茎を開いて顎の骨にインプラント体を埋め込むための穴をあけます。あけた穴に人工歯根となるインプラント体を埋め込みます。インプラント体は失った歯の根にあたり、インプラント体の役割は人工歯をしっかりと支えることです。インプラント体を埋め込んだら、切開した歯茎を縫合します。

1本のインプラントを埋め込む処置時間は、15分程度です。処置時間は、埋め込むインプラントの本数、抜歯や再生治療が必要かなどによって変わります。

患者さまの状況に合わせて、適切な時間を設定して丁寧に処置が行われるでしょう。

抜糸・仮歯調整(約15分)

インプラント埋入後、約2週間で縫合糸を抜きます。抜糸作業は一般的に痛みを伴わず、安全に行われます。治療の過程で、仮歯の調整を行う場合もあるでしょう。

仮歯の調整は、インプラントを装着するまでの期間中に患者さまが快適に過ごすために行います。言い換えれば、食事や会話など日常生活での不自由さを減らすことを目指すのです。

待機期間(2~3か月)

インプラント体が骨としっかりと結合して、一体化するのを待つ期間が必要です。一体化のプロセスは治療部分や骨の状態によって変化しますが、平均的には約2~3か月かかります。

一体化を待つ期間は待機期間とよばれ、治療後の回復期間ともいえるでしょう。待機期間中は通院する必要はありません。

しかし、何か問題が起きた場合や不安を感じる場合には、すぐに医師に相談することが大切です。

アバットメントの取り付け(約30分)

待機期間後に歯茎を再度開き、磁気を利用した解析装置で骨とインプラントがきちんと一体化していることを確認します。定着が確認できた場合、インプラントの上部にアバットメントとよばれる結合部を装着します。

そのあと、1〜2週間ほどの期間を設けて、歯茎の形状が整うのを待ちます。この間、患者さまの快適な生活を保つために仮歯の調整を行うこともあります。

型取り(30分~1時間)

被せ物を製作するために、インプラントの型取りを行います。人工歯が患者さまの口腔内に適切にフィットし、噛み合わせや見た目を自然にするための重要な手順です。

型取りは精密な調整を必要とするため、患者さまの歯や顎の形状にぴったりと合うように、特別に作られた器具を用いて行われます。

人工歯の装着(約30分)

被せ物が完成したら、土台をインプラントに取り付けます。そのあと、被せ物を土台に固定して、治療は完了です。

治療が終わっても、すぐに天然歯のように使えるわけではありません。特に、噛み合わせや見た目に納得できるかは、患者さまの感じ方に左右されます。完成直後でも、違和感がある場合や形態や噛み合わせに満足できない場合は修正が可能です。歯科医師と密にコミュニケーションを取りながら、最適な状態に調整します。

定期検診・メンテナンス(約30分)

天然の歯と同様に、インプラントも適切なケアが必要です。治療後は口腔内の環境を健康に保つために、ブラッシング方法についての指導が行われます。

治療が完了したあとも、3〜6か月ごとに定期的なメンテナンスと検診を受けましょう。インプラントが長期間にわたって正常に機能し続けるために必要なことであり、口腔内全体の健康状態をチェックするためにも重要です。

定期検診やメンテナンスに費用がかかるかどうかは、歯科医院によって異なります。インプラント部分の定期的なメンテナンスや検診を無料で行う歯科医院もあれば、別途費用がかかる歯科医院もあります。

インプラント手術後の注意点

黄色い背景に浮かぶ!マークの吹き出し

インプラント手術の直後は、適切なケアを行うことが重要です。インプラントが問題なく定着するために、注意するべきこともあります。麻酔が切れると痛みを感じる可能性がありますが、無理せずに痛み止めを服用して痛みを緩和しましょう。

以下、手術後に特に注意すべき点をご紹介します。

  • 喫煙:手術前後2週間は禁煙してください。喫煙は血行を悪くし、治癒を遅らせる可能性があります。
  • 食事:傷口を刺激するような食べ物や熱いものは避け、柔らかい食事を心がけましょう。
  • 飲酒・運動:歯茎の腫れを感じる場合は、手術後3日は飲酒や激しい運動を控えてください。腫れは1週間程度で引くのが一般的です。
  • 入浴:手術当日はシャワーのみにし、浴槽につかることは避けましょう。
  • 抗生物質:術後には抗生物質を必ず服用しましょう。細菌感染を防ぐため、指示された量を確実に飲み切ることが重要です。

骨造成の手術を受けた場合は頬に一時的にアザが出ることがありますが、時間とともに自然に消えるため心配することはありません。上記の注意事項を守り、適切なアフターケアを行うことで、インプラントの成功率を高めることができます。

まとめ

浮かぶインプラントの模型

インプラント治療は、入れ歯やブリッジと異なり、多くの処置が必要です。そのため、通院回数が多くなり、治療期間も長くなる傾向にあります。

インプラントの寿命は、ブリッジや入れ歯に比べて10~15年以上と非常に長いです。一生涯機能し続けることもあるでしょう。インプラントの生存率を高めるために、手術後の注意点は必ず守りましょう。治療終了後の定期的なメンテナンスも欠かせません。

インプラント治療を受ける前にカウンセリングを利用して、不安や疑問を解消しましょう。

インプラント治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

十日市場の歯医者|礒部歯科医院

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インプラント治療中に歯がない期間はどれくらい?注意点も解説

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

歯の色サンプルを見ながら笑う男性

インプラントは、失った歯を補う方法として人気のある治療です。見た目がよく、物を噛んだときの感覚が天然の歯と似ていることが特徴です。

しかし、治療期間が長く、人工歯を入れるために時間がかかります。

今回は、インプラント治療で歯がない期間と注意点について解説します。

インプラントの流れと治療期間

机に置かれたカレンダーとペン

インプラント治療の流れと治療期間は、以下のとおりです。

カウンセリング

インプラント治療を開始する前に、カウンセリングを行います。

カウンセリングでは、インプラント治療のメリットやデメリットを説明し、治療の希望を確認することが多いです。インプラント治療が安全に行えるように糖尿病や高血圧症などの基礎疾患の有無や、現在服用している薬の確認も行うでしょう。

精密検査

虫歯や歯周病の有無を確認し、型取りを行います。

CT撮影を行って、神経や血管の位置も調べます。事前に神経などの位置を把握することで、インプラント治療中に神経や血管を傷つけるなどのトラブルを防ぐことができるでしょう。

治療計画の説明

精密検査の結果をもとに、インプラントの本数や費用、今後の治療の流れを決定します。

歯科医師から詳しい説明をしてもらえます。

術前処置

歯周病の状態でインプラント治療を行うと、インプラント周囲炎になるリスクが高いです。インプラント周囲炎は、インプラント周りの組織が炎症を起こす病気で、重症化するとインプラントが脱落することもあるのです。

精密検査で歯周病と診断された場合は、まず歯周病の治療を優先します。インプラント治療を行う部位に既存の歯がある場合は、抜歯を行います。

1回目のインプラント手術

インプラント手術は、2回に分けて行われるのが一般的です。1回目の手術では、歯の根の代わりになるインプラント体を顎の骨に埋め込みます。

1回目の手術の流れは、局所麻酔を行って、インプラント体を埋入する部位の歯茎の切開を行います。そのあと、専用の機械で顎の骨に穴をあけ、インプラント体を埋め込むのです。インプラント体を埋め込んだあとは、歯茎を縫合して終了です。

インプラント体と骨が結合するには時間がかかります。1回目の手術後、2〜6か月の期間をあけて2回目の手術を行うのが一般的です。

2回目のインプラント手術

インプラント体と顎の骨が結合したら、2回目のインプラント手術を行います。

2回目の手術では、アバットメントとよばれる人工歯の土台となる部分をインプラント体に取り付けます。局所麻酔を行って、歯茎を切開してインプラント体が見える状態にしたあと、アバットメントを装着し終了です。

型取り・人工歯の装着

歯茎の傷が治癒したら、人工歯を作成するための型取りを行います。

型取りの際に担当の歯科医師と相談して、人工歯の素材や色を決定します。人工歯の完成後、噛み合わせの調節を行い、問題なければ人工歯を装着することになるでしょう。

定期検診とメンテナンス

インプラントは、天然の歯と違ってブラッシングが難しく、汚れが溜まりやすいです。インプラントに汚れが付着した状態を放置すると、インプラント周囲炎になる可能性があります。

インプラント治療が終了しても定期的に歯科医院を受診し、メンテナンスを受けましょう。

インプラント治療中に歯がない期間はどれくらい?

パソコンと資料を見ながらスケジュールチェックする

顎の骨の状態にもよりますが、歯がない期間は2〜6か月ほどといわれています。インプラント治療では、インプラント体が骨と結合するのに時間がかかるため、歯がない期間が長いです。

歯がない期間はどうする?

顎に手を当てて考える男性

歯がない期間は、仮歯もしくは入れ歯を使用し、歯のない部分を補います。仮歯と入れ歯、それぞれの歯がない期間の対応は、以下のとおりです。

仮歯

仮歯は、前歯を補うために使用することが多いです。インプラントを行う部位の両隣の歯に被せ物が装着されている場合は、被せ物を外してブリッジ型の仮歯を装着することもあるでしょう。ブリッジ型の仮歯は安定するため、外れにくいことが特徴です。

隣の歯が健康な場合は、両隣の歯と仮歯を接着剤で固定します。接着剤で仮歯を固定する場合、仮歯の安定性が低いため外れる可能性が高いです。

また、一般的ではありませんが、1回目の手術が終了した日にインプラント体に仮歯を取り付ける「即時荷重インプラント」という方法があります。即時荷重インプラントを行うには、患者様の顎の骨量と骨密度が十分にあることなど、条件があります。即時荷重インプラントを希望する場合は、担当の歯科医師に相談しましょう。

入れ歯

入れ歯は、主に奥歯を補うために使用することが多いです。奥歯は、前歯と違って審美的な問題が生じにくく、1本分のインプラントであれば咀嚼への影響も少ないため、入れ歯を装着しない場合もあります。

歯がない期間の注意点

黄色い背景に浮かぶ!マークの吹き出し

仮歯と入れ歯、どちらの場合も、歯がない期間はさまざまなことに注意して過ごさなければいけません。それぞれの注意点を解説します。

仮歯の場合

仮歯を装着した場合の注意点は、以下のとおりです。

粘着性のあるものを避ける

仮歯は専用の接着剤を使用して固定します。

ガムやキャラメルなどの粘着性のある食べ物を食べると仮歯が外れることがあるため、仮歯を装着している間は粘着性のある食べ物は控えましょう。

硬いものを噛まない

仮歯で硬いものを食べるなど、強い力をかけると破折の原因になります。

人工歯が完成するまでは、なるべく仮歯で硬いものを噛まないようにしましょう。

外れた場合はすぐに受診する

仮歯が外れた場合は、紛失しないようにケースなどに入れて保管してください。

仮歯が外れた状態を放置すると、歯が動く可能性があります。早期に対応してもらうために、歯科医院にすぐに連絡しましょう。

入れ歯の場合

入れ歯を選択した場合の注意点は、以下のとおりです。

毎食後に洗浄する

入れ歯はプラスチックでできており、食べ物が付着しやすいです。

食べ物が付着した状態が続くとカビや口臭の原因になります。必ず毎食後に、入れ歯を洗浄しましょう。

洗浄方法は、流水で汚れを落とし、入れ歯用のブラシを用いて磨きます。入れ歯の裏側や金属の金具に汚れが付着しやすいので、重点的に磨きましょう。定期的に入れ歯用の洗浄剤を使用し、見えない汚れや細菌を除去することが大切です。

痛みが出る

入れ歯を使用すると痛みが出る場合があります。

入れ歯を装着すると痛む場合は、入れ歯を調節する必要があるでしょう。無理に使用せず担当の歯科医師に相談してください。

まとめ

インプラントの模型を持って笑う女性

今回は、­インプラント治療における歯のない期間についてご説明しました。

インプラント治療では、歯の根の代わりになるインプラント体と骨が結合するまでに時間がかかります。そのため、1回目のインプラント手術から2〜6か月間は歯のない期間があります。

歯のない期間は、仮歯もしくは入れ歯を装着するのが一般的です。歯がない期間に仮歯を装着した場合の注意点は、粘着性のある食べ物を避ける、硬いものを噛まないなどが挙げられます。入れ歯を選択した場合の注意点は、毎食後に入れ歯を洗浄することを心がけましょう。

歯がない期間といっても、仮歯や入れ歯を装着するのが一般的なので、大きく見た目に影響を与えることはありません。疑問や不安がある場合は歯科医師に相談し、前向きな気持ちでインプラント治療を受けてください。

インプラント治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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セラミック歯の値段はいくら?保険適用の対象になるのか?

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

歯科用器具とセラミックで作った歯

「セラミック治療を受けたいけれど値段が高いことが不安」「セラミック治療は、保険が適用されないの?」などのお悩みをもつ方もいるのではないでしょうか。

今回は、セラミック歯の値段と保険適用について解説します。ぜひ本記事を参考に、セラミック治療を検討してください。

セラミック歯のメリット

MERITと書かれた積み木

セラミック歯のメリットは、以下の4つです。

  • 見た目が美しい
  • 経年劣化しづらい
  • 虫歯や歯周病のリスクが低い
  • 金属アレルギーでも使用できる

それぞれ解説します。

見た目が美しい

セラミック歯の色合いは、透明感のある白色です。天然の歯に近いため、人工物だと気づかれにくい傾向があります。

銀歯のように歯茎が黒ずむ心配もないため、セラミック治療後も美しい状態を保てるでしょう。

経年劣化しづらい

セラミック歯は、丈夫で擦り減りにくいため経年劣化しづらいです。

セラミック(陶磁器)という名称のとおり、表面が陶器のようになめらかなため、茶渋やヤニなどの色素が付きにくく、美しい色合いが長持ちします。

虫歯や歯周病のリスクが低い

セラミック歯は、虫歯や歯周病のリスクが低いです。歯の表面が陶器のようになめらかで、歯垢が付着しづらいためです。

また、セラミック歯は隣の歯と密着するためすき間ができにくく、食べかすなどがたまりづらい特徴があります。セラミック歯を選択することで、虫歯や歯周病のリスクを低減できるのです。

金属アレルギーでも使用できる

セラミック歯は、金属アレルギーの心配がありません。

一部のセラミック歯を除き、セラミック歯では金属を使用していないため、金属アレルギーの人も使用できます。金属が溶け出すことで歯茎が黒く変色する、メタルタトゥーの心配もありません。美しい見た目を維持できることは、メリットといえるでしょう。

セラミック歯のデメリット

DEMERITと書かれたコルク

セラミック歯のデメリットは、以下の3つです。

  • 値段が高い
  • 割れるリスクがある
  • 歯を多く削る場合がある

それぞれ解説します。

値段が高い

セラミック歯は、健康保険が適用されないため治療費が高額になる傾向があります。

しかし、経年劣化しづらく長期間使用できるため、銀歯のように数年での交換は必要ありません。長期的に考えれば、コストパフォーマンスがよいといえます。

割れるリスクがある

セラミック歯は、強い衝撃が加わると割れるリスクがあります。

就寝時の歯ぎしりや食いしばりなどによって割れる可能性があるため、改善するように心がけましょう。歯ぎしりや食いしばりの改善が難しい場合は、ナイトガードなどを使用してセラミック歯を保護してください。

歯を多く削る場合がある

セラミック歯を装着する際に、天然の歯を多く削る場合があります。

セラミック歯は衝撃が加わったときに割れるリスクがあるため、厚みを持たせる必要があるのです。健康な歯を削ると、歯の寿命を縮めることになります。冷たいものなどを食べたときに、歯がズキッと痛む場合があるでしょう。

【種類別】セラミック歯の値段

PRICEと書かれた書類

セラミック歯の値段は、セラミックの種類や大きさなどによって変動します。相場は、詰め物は40,000〜80,000円、被せ物は80,000〜200,000円程度です。

以下、代表的な3種類のセラミック歯の値段を解説します。解説するセラミック歯以外にも、強度の高さが特徴のジルコニアや、ガラスの透明感と強度の高さが特徴のe-maxなどがあります。

オールセラミック

オールセラミックの値段は1本あたり80,000〜200,000円です。高額ですが、見た目が美しく機能性が高い特徴があります。

<オールセラミックの特徴>

審美性 天然の歯に見劣りしないほど高い
耐久性 奥歯に使用しても割れにくいほど高い
歯垢 付着しにくく、歯周病や虫歯のリスクが低い
デメリット 値段が高い

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックの値段は、1本あたり40,000〜80,000円です。ハイブリッドセラミックとは、セラミックと歯科用プラスチックを混ぜ合わせたもので、セラミック歯に比べて安価なことが特徴です。

<ハイブリッドセラミックの特徴>

審美性 高いが、食品の色素がつきやすい
耐久性 プラスチックが含まれるため、ほかのセラミックに劣る
歯垢 付着しやすい
デメリット 劣化が早く、虫歯再発のリスクも高い

メタルボンド

メタルボンドの値段は、1本あたり80,000〜150,000円です。見た目はセラミック歯ですが、中身が金属でできているため、金属と同程度の耐久性があります。

<メタルボンドの特徴>

審美性 角度によって金属が見える場合がある
耐久性 非常に高く奥歯に適している
歯垢 付着しにくい
デメリット 金属アレルギーのリスクがある
金属が溶けだして歯茎が黒く変色する可能性がある

歯科医院によって取り扱うセラミックや値段は異なります。治療開始前に歯科医院に確認しましょう。

セラミック歯は保険適用の対象になる?

顎に手を当てて悩む女性

セラミック歯は、保険適用の対象にはなりません。

セラミック歯を用いた治療は審美目的とされるため、自由診療です。自由診療の価格は、歯科医院が自由に決められます。そのため、セラミック歯の治療費は歯科医院によって変動しますので、検討している方は歯科医院に確認しましょう。

なお、2016年4月からは、ハイブリッドセラミックでの治療の一部が保険適用の対象になりました。

ハイブリッドセラミックとは、セラミックと歯科用プラスチックを混ぜ合わせた被せ物です。ハイブリッドセラミックの保険適用範囲は徐々に広がっていますが、すべての症例で保険が適用されるわけではありません。治療部位や噛み合わせなどによって、保険適用の可否が変わります。また、保険適用の施設基準を満たす歯科医院で治療を受けた場合のみ、保険が適用されます。

ご自身の治療が保険適用の対象になるかどうか、歯科医師に確認するとよいでしょう。

まとめ

セラミックの歯のサンプルを見せる歯科医師

今回は、セラミック歯の値段と保険適用について解説しました。

セラミック歯のメリットは、審美性が高く経年劣化しづらいこと、虫歯や歯周病のリスクが低いこと、金属アレルギーでも使用できることなどが挙げられます。デメリットは、治療費の高さ、割れるリスク、歯を多く削る場合があることなどが挙げられるでしょう。

セラミック歯の相場は、詰め物は40,000〜80,000円、被せ物は80,000〜200,000円程度です。選択するセラミック歯の種類や歯科医院によって値段が変動するため、治療を受ける前に確認するとよいでしょう。

セラミック歯は保険適用の対象になりませんが、ハイブリッドセラミックであれば保険が適用される場合があります。ご自身の治療が保険適用の対象になるかどうかは、治療を受ける歯科医院で確認しましょう。

セラミック歯の値段は高額ですが、長期的な使用が可能で審美性が高く、虫歯のリスクが低いことから、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。虫歯や歯周病などのリスクを低減し、健康な口内環境を維持するために、セラミック治療を検討してください。

セラミック歯を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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インプラント治療の費用相場と高額な理由を解説!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

インプラントの歯の模型を持って笑う女性

自然の歯に色や素材が近いことから、失った歯の代わりとなるインプラントの人気が高まっています。

しかし、治療の費用相場や治療費が高い理由などの疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、インプラントの費用相場と治療費用が高額になる理由を解説します。インプラントが医療費控除の対象になるのかなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療の費用相場はどれくらい?

緑の机に置かれた電卓と木のブロック

インプラント治療の費用相場の内訳を表にまとめました。

<インプラント1本あたりの費用相場>

内訳 費用
検査・診断 15,000~50,000円
インプラント手術 150,000~350,000円
上部構造(人工歯) 50,000~180,000円
合計 300,000~400,000円

インプラント1本あたりの費用相場は、300,000〜400,000円です。患者さまの状態や人工歯に選択する素材によって費用が変わるでしょう。

また、インプラントは保険が適用されない治療のため、歯科医院によっても費用が異なります。全ての歯をインプラントにする場合にかかる費用の相場は、以下のとおりです。

<全ての歯をインプラントにする場合の費用相場>

内訳 費用相場
検査・診断 15,000~50,000円
インプラント手術 1,200,000~1,800,000円
上部構造(人工歯) 600,000~1,800,000円
術後の検診 10,000円
合計 1,800,000円~2,500,000円

全ての歯をインプラントにする場合、1,800,000円~2,500,000円が費用の相場です。全ての歯をインプラントにする場合も、患者さまの状態や人工歯の素材によって費用が異なります。

インプラント・ブリッジ・入れ歯の費用相場と比較

頭の横にチェックボックスを浮かべて考える女性

失った歯を補う方法として、インプラント・ブリッジ・入れ歯の3つが挙げられます。それぞれの費用相場を表にまとめました。

<治療方法と費用相場>

治療方法 費用相場
インプラント 300,000~400,000円
ブリッジ 20,000~30,000円
入れ歯 5,000円~20,000円

比較するとわかるように、インプラントは、ほかの治療法よりも費用相場が高いです。高額になる理由は次項でご説明しますが、費用を重視する方には向いていません。

しかし、インプラントには、天然の歯と同程度の噛む力があり審美性に優れていること、長期間の使用が可能であることなどのメリットがあります。費用やメリット・デメリットを考慮して、ご自身に合った治療法を選択しましょう。

インプラント治療の費用が高額な理由

積まれたお金を虫眼鏡で見る人の手元

インプラント治療が高額な理由は、以下のとおりです。

自費診療である

インプラントは、自費診療です。

「入れ歯治療は保険が適用されるのにインプラントはされないの?」と疑問に思う方もいるでしょう。国が定めている保険が適用される治療の条件として「必要最低限の健康を維持するための治療」とあります。インプラントは、より長持ちさせたい、よりきれいに見せたいなど、機能性や審美性を高めるためのものであり、必要最低限の治療とは判断されないのです。

しかし、インプラント治療でも保険が適用される場合もあります。後述しますので、ぜひ参考にしてください。

手術が必要である

インプラント治療は、入れ歯とは違い手術が必要です。

手術では、歯肉を切開し骨を露出させます。骨を露出させるということは、感染リスクに十分に配慮する必要があるということです。

手術室の管理や清潔操作のための診療材料など、さまざまな費用が追加されるため、インプラント治療は高額になります。また、高度な手術は全ての歯科医師が行えるわけではありません。人材確保のため、料金が加算されている場合もあるでしょう。

材料費が高額である

歯科医院がメーカーからインプラントを取り寄せる際、安全面や品質に配慮して、なるべく高性能なインプラントを選択します。

直接骨や皮膚に触れるものなので、高品質なインプラントを選択するため、安いというだけで歯科医院を選択することはやめましょう。治療費用の相場をしっかりと把握して、安心して治療できる歯科医院を選ぶことが重要です。

治療工程が多く治療期間が長い

インプラント治療は、手術でインプラントを埋め込めば治療が終了するわけではありません。

1次手術でインプラントを埋め込み、骨とインプラントが結合するのを2~3か月程待ちます。骨とインプラントが結合したら、2次手術で再度インプラントを露出させ、人工歯を取り付けるアバットメントを装着します。そして、歯茎の回復を確認し人工歯の作製・装着を行うのです。

インプラント治療は工程が多く、治療期間が長くなるため、費用が高額になるのです。

インプラント治療は保険の対象になる?

頭の周りに?を浮かべる白い服の女性

インプラント治療であっても、保険の対象になる場合があります。疾病や第三者の事故に巻き込まれて顎の骨を広範囲に失った場合、生まれつき3分の1以上の顎の骨の欠損や形成不全がある場合が挙げられます。

顎の骨の欠損などでは、入れ歯やブリッジでの治療が難しいと判断され、インプラント治療でも保険が適用されるのです。虫歯や歯周病などによるインプラント治療は、保険適用外です。

インプラント治療は医療費控除の対象になる?

目線を上に向けて考える白い服の女性

医療費控除は、1年間(1/1〜12/31)に支払った医療費の合計が100,000円を超える場合に、税金の控除を受けられる制度です。

インプラント治療は自費診療ですが、医療費控除の対象となります。インプラント治療は1本行うだけで対象になるので、忘れずに申請しましょう。インプラント治療の費用自体が安くなるわけではありませんが、還付金を受けられます。

デンタルローンとは?

LOANの木のブロックと歯の模型

「インプラント治療を受けたいけれどこんなに払えない……」という方は、デンタルローンの利用を検討してください。デンタルローンは、歯科治療費専用のローン制度です。金融機関が患者さまの代わりに歯科医院へ治療費用を支払ってくれます。

歯科医院が融資を行ってくれる場合もあるでしょう。立て替えてもらった治療費を、患者さまが金融機関や歯科医院に対してローン払いをします。

以下、デンタルローンのメリットとデメリットをご説明します。

デンタルローンのメリット

デンタルローンを利用するメリットは、以下のとおりです。

1回あたりの金額を少なくできる

デンタルローンを組むことで、治療費を一括で支払う必要がなくなります。「すぐにはまとまったお金が用意できない」「高額な治療費を一括で支払うのは怖い」などの不安が解消されるでしょう。

治療費を貯める時間が必要なく、すぐに治療を開始できることがメリットです。

自分に合った返済方法を選択できる

デンタルローンは、カード会社にもよりますが6~120回の回数払いに対応しています。

自分の生活に合わせて返済額を選択することができるため、生活を圧迫せず、貯金を崩す必要がありません。

金利が低い

デンタルローンの金利相場は4~8%で、クレジットカードのローン払いなどよりも比較的低いことがメリットです。

分割手数料をなるべく少なくしたい方にも適しているでしょう。

ネットで手続きができる

デンタルローンはネットで手続きが可能です。借り入れのために金融機関に足を運ぶ必要がありません。

仕事などで忙しい方も利用できることがメリットでしょう。

デンタルローンのデメリット

デンタルローンを利用するデメリットは、以下のとおりです。

借入には審査が必要になる

デンタルローンの借入には審査が必要です。

金利が低く設定されている分、審査が厳しい金融機関もあるでしょう。借入が可能か確認してから治療計画を立てる必要があります。

金利がかかる

比較的、低金利で分割払いが選択できますが、金利があるため、総支払い額が高くなります。

まとまった金額があり、できるだけ支払う金額を少なくしたい方は一括払いを選択したほうがよいでしょう。

まとめ

インプラントの歯を見せて笑う女性の口元

今回は、インプラントの費用相場と高額な理由などを解説しました。

インプラントは高額ですが、審美性に優れているだけではなく、メンテナンスによって半永久的に使用することも可能です。歯科医院によってインプラントそのものの品質も異なるので、歯科医院を選択する際は情報収集をしっかり行いましょう。医療費控除やデンタルローンによって費用負担を最小限にすることも可能なので、ぜひ検討してください。

インプラントを検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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インプラントとブリッジの違いとは?特徴・費用・期間などを徹底比較

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

男性患者のカウンセリングをする女性歯科衛生士

虫歯や事故、怪我などで失った歯を補う治療法として、インプラントやブリッジがあります。それぞれ治療にかかる費用や期間などが異なり、治療方法にも大きな違いがあります。「自分に向いている治療法はどっち?」などの疑問を持っている方もいるでしょう。

今回は、インプラントとブリッジの概要やメリット・デメリット、それぞれの治療法がおすすめの人をご紹介します。どの治療法を選べばよいかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは

机の上に置かれたインプラントのサンプル

インプラントとは、歯を失った場所に金属でできたインプラント体を埋め込み、その上に人工歯を被せる治療方法です。

歯は、歯茎の中に埋まった歯の根っこで支えられています。歯の根っこがあることで食べ物を咀嚼でき、歯に強い力をかけても簡単にはグラグラしないようになっています。

インプラントは、歯の根っこの代わりとなるインプラント体を顎の歯に埋めるので、天然の歯と大差ない、強度のある歯を手にいれることができるのです。

インプラントの治療方法

インプラントは以下の3つのパーツに分かれています。

  • インプラント体
  • アバットメント
  • 人工歯

インプラント体とは、顎の骨に埋め込むための金属でできたネジのようなものです。歯の根の役割を果たすので、人工歯根ともよばれます。アバットメントは、インプラント体と人工歯を取り付けるための連結部分です。人工歯は口を開けた時に見える部分で、いわゆる歯の部分です。

治療は、歯茎を切ってインプラント体を顎の骨に埋入することから始まります。そのあと2〜3か月程度はインプラント体と顎の骨が一体化するのを待ち、アバットメントを取り付けます。数週間かけて歯茎の形が整うのを待ち、人工歯を被せたらインプラント治療は終了です。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下のとおりです。

  • 噛んだ時の違和感が少ない
  • 見た目が天然の歯とほとんど変わらない
  • 周りの歯を削る必要がない

ブリッジや入れ歯にする場合、食べ物が歯と歯茎の間に挟まる、しっかり噛むことができないなどの問題に悩まされる方も珍しくありません。

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋入するので、自分の歯に近い感覚を得ることができます。食べ物をしっかり咀嚼でき、発音にも違和感をおぼえにくいことがメリットです。また、人工歯にはセラミックやジルコニアなど、天然の歯のような自然な透明感のある素材を使用できるため、見た目の違和感も最小限に抑えることができます。

インプラントは、ブリッジや入れ歯とは違い、失った歯の両隣の歯を削る必要がなく、歯を失った部分のみの治療で完了します。健康な歯を傷づける必要がないこともメリットといえるでしょう。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下のとおりです。

  • 費用が高額になる
  • 治療期間が長い
  • 健康状態がよくないと受けられない

インプラントは基本的に保険が適用されないため、費用が高額です。インプラントの費用相場は1本300,000〜400,000円です。

治療期間も長く、実際に人工歯を装着するまでに4〜6か月程度かかる場合が多いです。1年程度かかる症例もあるでしょう。治療期間が長い理由は、インプラント体と骨が結合するのを待つ期間が必要なためです。

また、インプラントは外科手術であるため、高血圧、糖尿病などの持病をお持ちの方は受けられない場合があります。必ずかかりつけの医師に相談し、許可を得てから治療に移ってください。

ブリッジとは

人工歯の調整をする歯科技工士

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、橋をかけるように人工歯を被せる治療です。

入れ歯とは違い、取り外しはできません。両隣の歯を土台として利用するので、がたつきが少ないことが特徴です。

ブリッジの治療方法

失った歯の両隣の歯を削って土台を作ります。神経がある歯を削る場合は、麻酔をします。削り終わったらブリッジを作るための型取りを行い、最後にブリッジを装着して治療完了です。

ブリッジの素材は、保険適用のものはレジン、保険適用外ではメタルボンド、セラミック、ジルコニアなどを選択することができます。レジンは費用を抑えることができますが、着色しやすいという特徴があります。保険適用外の素材を選択すれば、劣化しにくく強度も高いブリッジが完成するでしょう。

ブリッジのメリット

ブリッジで失った歯を補うメリットは、以下のとおりです。

  • 治療期間が短い
  • 費用を抑えられる

ブリッジで失った歯を補う場合の治療期間は1週間〜1か月程度と、比較的早く治療が完了します。早い人では、2回の通院でブリッジを装着することができる場合もあるでしょう。

ブリッジは、装着する人工歯の素材によって、保険適用されるものと自費診療のものに分かれます。保険適用の素材を選べば、費用を抑えることが可能です。歯科医院で「保険適用のもので治療をしたい」と相談すれば、保険適用となる素材を提示してもらえるでしょう。

ブリッジのデメリット

ブリッジのデメリットは、以下のとおりです。

  • セルフケアが難しい
  • 周囲の歯を削る必要がある

ブリッジを装着すると、失った歯と両隣の歯は連結するため、歯と歯の間にフロスを通すことができません。すき間に食べかすが詰まりやすく、土台となっている両隣の歯が虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

両隣の歯が虫歯になると、ブリッジを取り外して治療を行い、再度ブリッジを作り替える必要があります。虫歯にならないようにセルフケアをしっかり行い、歯科医院で定期的にクリーニングを受けましょう。

また、ブリッジは単独では装着できないため、両隣の健康な歯を削る必要があります。一度削った歯は二度ともとに戻らないため、慎重に検討してください。

両隣の歯が、土台としてしっかりとブリッジを支えられる状態かどうかも重要です。歯周病などのトラブルがある場合、ブリッジが適応できないこともあります。

インプラントとブリッジを比較

赤と緑のチェックを横に悩む男性

インプラントとブリッジは、それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあります。費用相場や治療期間などを表にまとめました。

<インプラントとブリッジの比較>

治療方法 インプラント ブリッジ
費用相場 1本300,000〜400,000円程度 20,000〜30,000円程度(保険適用)
治療期間 4〜6か月程度 1週間〜1か月程度
噛む力 天然の歯とほぼ同じ 天然の歯に近い
周囲の歯への影響 なし あり(両隣の歯を削る)
見た目 天然の歯に近く審美性が高い 保険適用外の素材であれば審美性が高い
外科手術 あり なし
保険適用 されない される
耐久年数 10〜30年程度 5〜8年程度

インプラントは保険適用外なので、費用は1本300,000〜400,000円と高額です。ブリッジは、保険適用のものを選べば、2〜3万円程度に費用を抑えることができます。

インプラントは外科手術を必要とするため、持病をお持ちの方は治療が行えないこともあります。事前にかかりつけ医と相談し、治療の許可を得てください。

インプラントとブリッジで大きく異なるのは、治療期間の長さです。インプラントの治療期間は一般的に4〜6か月程度、1年ほどかかる場合もあります。インプラントを装着するまでの時間が長いため、治療期間に通院を続けられるかなど、慎重に検討する必要があるでしょう。

インプラントがおすすめの人

顎に手を当てて微笑むビジネスウーマン

インプラントがおすすめの人は、以下のとおりです。

  • 歯を極力削りたくない人
  • 見た目を重視する人
  • しっかり噛んで食事をしたい人

インプラントの特徴は、機能性と審美性が高いことです。噛むときの違和感を極力減らしたい、見た目のよさを重視したいという方に向いている治療方法です。

インプラントは、周囲の歯に影響を与えることなく治療できるため、天然の歯を健康なまま残すことができます。歯を削りたくない人にも適した方法であるといえるでしょう。

ブリッジがおすすめの人

青い背景の右上を指さして笑う女性

ブリッジがおすすめの人は、以下のとおりです。

  • 早く治療を完了させたい人
  • 費用を抑えたい人
  • 外科手術ができない人

ブリッジの魅力は、治療期間が比較的短いことです。最低2回の通院で完了し、早ければ1週間、長い人でも1〜2か月以内に治療を終えることができます。なるべく早く失った歯を補いたいという人に向いています。

ブリッジは、使用する素材は限られますが、保険適用でできる治療なので費用を抑えることが可能です。さらに、外科手術が不要なため、高血圧や糖尿病などが理由で外科手術ができないと判断された人でも受けることができます。

まとめ

患者の口の中を診察する男性歯科医師

今回は、インプラントとブリッジの違いを解説しました。

それぞれの治療法のメリット・デメリット、治療期間や費用などの比較表も載せていますので、ぜひ参考にしてください。ご自身のライフスタイルや歯の治療にかけられる費用などを考慮し、向いている治療法を見つけましょう。

インプラントやブリッジを検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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奥歯をインプラントにするメリット・デメリットを徹底解説!

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

女性患者に模型を使ってインプラント治療の説明をする男性医師

奥歯は目立たないからと、失った奥歯をそのまま放置している方はいませんか。奥歯を1本でも失うと、噛み合わせのバランスが崩れてしっかり噛めなくなるため注意が必要です。

今回は、奥歯をインプラントにするメリット・デメリットを解説します。奥歯をインプラントにする際の注意点もご紹介しますので、奥歯のインプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

奥歯の役割

歯の模型を使って説明する女性医師

奥歯とは、前から数えて4番目と5番目にある小臼歯、6番目と7番目にある大臼歯のことです。7番目の大臼歯の奥に、もう1本歯が生えている人もいます。

7番目の奥に生えている3本目の大臼歯が、いわゆる親知らずです。まっすぐに生えていることもあれば、歯茎の中に埋まって外に出てこないケースや、そもそも生えていないケースもあります。

大きく口を開けないと見えづらいので、奥歯を失っても治療せずに放置する方もいるでしょう。

しかし、奥歯には食べ物を咀嚼するという大事な役割があるため、1本でも失うと噛み合わせのバランスが崩れ、しっかり噛めなくなります。特に、前から6番目にある第一大臼歯は一番噛む力が強く、噛み合わせの高さを決める重要な役割を担った歯です。

重要な役割を担っている奥歯ですが、負担がかかるためすり減りやすく、歯磨きがしづらいため虫歯になりやすいことから、前歯よりも寿命が短い傾向にあります。奥歯がなくても前歯で噛めると思うかもしれませんが、本来奥歯にかかる負担が前歯にかかると、出っ歯になる、差し歯が取れる、歯が欠けるなどのトラブルが起きることもあるため注意が必要です。

また、奥歯がない状態を放置することで、歯並びが乱れる場合や顎の骨が痩せる場合があり、顔の輪郭が変わることもあるでしょう。奥歯を1本でも失ったら、放置せずに治療することが大切です。

奥歯をインプラントにするメリット

植物につけられたMERITと書かれたメモ

奥歯をインプラントにする5つのメリットを解説します。

自分の歯のように噛める

インプラントは、顎の骨に直接人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着します。顎の骨と人工歯が繋がっているため、自分の歯のようにしっかり噛めることが最大のメリットです。

ブリッジや入れ歯は、周りの歯を削ったり支えにして引っ掛けたりするる必要があるため、残っている歯に少なからず負担がかかります。

独立した歯が作れるインプラントは、周りの歯に負担をかけません。強く噛んでもずれたり痛みが出たりすることがなく、しっかり噛めるでしょう。

違和感が少ない

入れ歯は歯茎の形にフィットしにくいため、ずれたり外れたりすることがあります。違和感や痛みが出やすいといえるでしょう。長期間使用すると、金具がゆるんだり歯の部分がすり減ったりするなど経年劣化しやすいため、定期的に調整や修理を行い、必要であれば新製しなくてはいけません。

インプラントは、入れ歯のように取り外すものではありません。自分の歯のようにしっかり噛めるため、違和感や痛みをおぼえることなく、快適に過ごせるでしょう。

噛み合わせのバランスが整う

全体の噛み合わせのバランスは、奥歯によって決まります。奥歯がなくなることで左右のバランスが崩れ、肩こりや頭痛、顔のゆがみなどを引き起こすかもしれません。ブリッジや入れ歯でも奥歯を補えますが、自分の歯の噛む力に比べると劣るため、治療しても噛みづらさ感じることがあります。

インプラントの噛む力は自分の歯と同じくらいといわれているため、奥歯をインプラントで補うことで、噛み合わせのバランスが整えられるでしょう。

発音が明瞭になる

奥歯を失うと、空気が漏れて発音が不明瞭になります。特に「ち」「き」などのイ段が発音しにくくなるといわれています。入れ歯で奥歯を補うことはできますが、ずれることも多くすき間から空気が漏れるため、発音しにくいです。

インプラントは入れ歯のように取り外し式ではないので、空気が漏れず、きちんと発音できます。会話にストレスを感じることは少ないでしょう。

顎の骨が痩せることを防ぐ

奥歯を失うと顎の骨に刺激が伝わらず、徐々に顎の骨が瘦せていきます。ブリッジや入れ歯でも奥歯は補えるものの、咀嚼の刺激が顎の骨に伝わらないため、顎の骨が痩せることを防ぐのは難しいです。

顎の骨に人工歯根を埋め込むインプラントでは、咀嚼の刺激がダイレクトに伝わるため顎の骨が痩せることを防げます。顎の骨が痩せることを防ぐことで、顔の輪郭がかわらずいつまでも若々しくいられるでしょう。

奥歯をインプラントにするデメリット

黒板に書かれたDEMERITの文字と黒板けし

奥歯をインプラントにする3つのデメリットを解説します。

費用が高額になる

インプラント治療は保険適用ではありません。自費診療なため、歯科医院によって費用が異なります。保険診療で治療が受けられるブリッジや入れ歯よりも、費用が高額になるので注意が必要です。

治療期間が長い

ブリッジや入れ歯の治療期間は1〜2か月程度が一般的ですが、インプラントの治療期間は6か月~1年程度です。顎の骨とインプラントが結合するのを待つ時間が必要なので、一般的な歯科治療よりも長いです。

顎の骨とインプラントが結合する目安は、上顎で3〜6か月、下顎で2〜3か月といわれています。下顎の期間が短いのは、上顎に比べて骨がしっかりしているためです。

ただし、インプラント治療にかかる期間は、患者様のお口の状態によって異なります。インプラントの治療期間について詳しく知りたい場合は、歯科医師に相談しましょう。

外科手術が必要になる

インプラント治療は顎の骨に人工歯根を埋め込むため、外科手術が必要です。そのため、持病があるなど、患者様の健康状態によっては治療が受けられないケースがあります。糖尿病や心臓病、骨粗鬆症、高血圧などの持病がある場合、内服しているお薬の影響などで、傷の治りが遅くなったり骨が壊死したりするリスクが高まる場合があるため注意が必要です。

しかし、持病がある方が全員インプラント治療を受けられないわけではありません。かかりつけ医と連携すれば治療を受けられる場合もあるので、まずは歯科医師に相談しましょう。

奥歯をインプラントにする際の注意点

!マークが書かれた吹き出しを持つ男性の手

奥歯をインプラントにする際の注意点を3つ解説します。

骨造成が必要になることがある

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯根を固定する治療法です。

奥歯に負荷がかかりやすいため、人工歯根を支えられるほどの骨量がない場合、事前に骨を増やす骨造成という処置が必要です。特に、上顎は下顎に比べて骨が薄く、鼻の横に上顎洞という空洞があるため注意が必要です。

骨量が足りないままインプラント治療を進めると、顎の骨を突き破って上顎洞にインプラントが迷入するトラブルを引き起こすかもしれません。骨量を増やす処置には、サイナスリフトや骨移植、GBR法などの方法がありますが、麻酔を伴う外科手術が必要です。侵襲性が高い処置ですが、安全にインプラント治療を受けるには必要な処置といえるでしょう。

顔面麻痺のリスクがある

下の奥歯をインプラントにする場合、下顎に通っている下歯槽管(かしそうかん)を傷つける可能性があります。下歯槽管とは顔の神経や血管が通っている管のことで、傷つけると出血や舌や唇の麻痺が生じることがあります。

治療前にCT撮影を行い、下歯槽管の位置・インプラントを埋入する位置や角度を把握することで避けられるトラブルです。インプラント治療は、設備の整った歯科医院で受けることが大切だといえるでしょう。

インプラント周囲炎のリスクがある

インプラント治療は「人工歯根を埋め込み、人工歯を固定すれば終了」というわけではありません。インプラントが虫歯になることはありませんが、インプラント周囲炎になるリスクがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

インプラント周囲炎とは、歯茎の腫れや出血などの症状があらわれる、インプラントの歯周病ともよばれる病気のことです。

インプラント周囲炎は、日頃の歯ブラシによるケアや定期メンテナンスを怠ることで進行し、インプラントのぐらつきや抜け落ちの原因になります。特に、奥歯のインプラントの周りは歯磨きがしづらいため、しっかりケアしなければいけません。日頃のセルフケアに加えて3〜4か月に一度、定期的にメンテナンスを受けましょう。

定期的にメンテナンスを受けることで、歯磨きだけではとれない汚れを除去し、インプラント周囲炎を予防できます。残っている歯の虫歯や歯周病の予防もできるため、お口の健康を守るためにも定期的なメンテナンスは欠かさないでください。

まとめ

インプラントの模型を持って笑う女性医師

奥歯には、食べ物を咀嚼するという役割があるため、1本でも失うと噛み合わせのバランスが崩れしっかり噛めなくなります。奥歯を失ったときは、自分の歯のようにしっかり噛めるインプラント治療が向いています。インプラントは、ブリッジや入れ歯とは異なり、周りの歯に負担をかけず、違和感や話しにくさが少なく、噛み合わせのバランスも整えられるでしょう。

奥歯が1本なくても支障はないと放置すると、歯並びが悪くなるだけでなく、発音がしづらくなる、顎の骨が痩せて顔の輪郭が変わるなど、さまざまな影響が出ることがあります。奥歯を補う治療には、ブリッジや入れ歯の選択肢もありますが、それぞれのメリット・デメリットを理解して治療法を選びましょう。

当院では、インプラント治療を含めて患者様のお口の状態に合った治療法をご提案させていただきます。

インプラント治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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