インプラント治療後に起こり得る後遺症!リスクの高い方とは?

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インプラント治療後に起こり得る後遺症!リスクの高い方とは?

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

インプラントの歯の模型を持って見せる男性歯科医師

インプラントは、自分の歯のようにしっかり噛むことができ、美しい見た目が手に入ることが最大のメリットです。

しかし、麻酔を伴う外科手術が必要になるため、後遺症が残るリスクがあることも事実です。

今回は、インプラント治療後に起こり得る後遺症やリスクが高い方について解説します。信頼できる歯科医院の選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療後に後遺症が残ることはある?

顎に手を当てて考えるメガネの男性

インプラント治療とは、歯を失った部分にインプラントを埋め込むことで、歯を補う治療法です。インプラントには人体に害の出にくいチタンを使用するため、金属アレルギーや炎症のリスクが低いなど、インプラント治療は安全性が高いといわれています。

しかし、細菌感染を引き起こすリスクやインプラントを埋め込む位置のミスによる神経・血管を傷つけるリスク、鼻の横にある上顎洞(じょうがくどう)へのインプラントの迷入のリスクなどがあります。

安全性が高いとされていても、絶対に成功すると断言できる治療や手術はありません。インプラント治療は麻酔を伴う外科手術が必要になることから、稀ではありますが後遺症が残ることがあるのです。

治療前に、レントゲンやCT撮影などの精密検査をしっかり行い、インプラントの埋入位置をきちんと把握していれば、後遺症が残るリスクは避けられます。細菌感染のリスクは、歯科医院の衛生管理が徹底されていれば低減されるでしょう。

インプラント治療を安全に進め、後遺症のリスクを避けるには、インプラント治療を受ける歯科医院を慎重に選ぶことが大切です。

インプラント治療のリスクが高い方とは?

倒れるジェンガを支える男性

インプラント治療は麻酔を伴う外科手術が必要になるため、治療を受けられないことがあります。インプラント治療のリスクが高い方は、以下のとおりです。

糖尿病の方

健康な方に比べると、糖尿病の方は免疫力が低いです。そのため、インプラント治療後に細菌に感染するリスクが高いといわれています。インプラント治療後の治りが遅い場合や、細菌感染によってインプラントが結合しない場合があるでしょう。

糖尿病を患っていても、服薬によって血糖値のコントロールができていればインプラントの治療は可能です。糖尿病の方でインプラント治療を検討している場合は、まずはかかりつけ医に相談しましょう。

骨粗しょう症の方

骨粗しょう症とは、加齢やホルモンバランスなどによって骨密度が低下し、骨がもろくなる病気です。インプラント治療では、歯の代わりになるインプラントを顎の骨に埋め込みます。支えとなる顎の骨がもろいと、インプラント治療のリスクが高まります。

内服している薬の種類によっては、細菌感染のリスクが高まる、骨が壊死しやすくなるなど、治療を受けられないこともあるでしょう。

高血圧の方

インプラント治療は外科手術が必要になるため、高血圧の場合、手術のストレスによって血圧が高くなり、出血が止まらなくなるリスクがあります。血圧が上昇することで。心筋梗塞や脳梗塞などの後遺症のリスクも高まるでしょう。

糖尿病と同じく、服薬によって血圧がコントロールできていればインプラントの治療が可能です。高血圧の方でインプラント治療を検討している場合、まずはかかりつけ医に相談しましょう。

心疾患のある方

心筋梗塞などの心疾患がある場合、血液をサラサラにして血流をよくする薬を服用していることがあるでしょう。血流をよくする薬を服用している方がインプラント治療を受けると、出血がなかなか止まらない可能性があります。

妊娠中の方

インプラント治療では、レントゲンやCT撮影などの精密検査を受け、麻酔を行って手術をします。術後には痛み止めや抗生物質などの服薬が必要です。

レントゲンや麻酔、服薬による胎児への影響が考えられるため、妊娠中の方はインプラント治療は避けたほうがよいでしょう。

喫煙習慣のある方

喫煙習慣のある方は、インプラントが長持ちしにくい傾向にあります。タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があるためです。血の巡りが悪くなることで、傷の治りが遅れる、インプラントと顎の骨が結合しにくくなるといわれています。

喫煙習慣のある方は、インプラントのぐらつきや抜け落ちの原因になる「インプラント周囲炎」にかかりやすいため、禁煙するとよいでしょう。

インプラント治療後に起こり得る後遺症

歯科医院で歯を抑える女性患者

インプラント治療後に起こり得る4つの後遺症を解説します。

神経麻痺や大量出血

下顎には、顔の神経や血管がある下歯槽管(かしそうかん)が通っています。インプラント治療では顎の骨に穴をあけてインプラントを埋入するため、インプラントを埋入する角度や深さを誤ると、下歯槽管を傷つけてしまいます。

下歯槽管を傷つけることで、大量出血や、唇や舌・顔が麻痺するなどの後遺症が残ることがあります。顔や口周りに麻痺出た場合、治るには長い期間が必要になる場合もあるでしょう。麻痺が残ったまま、治癒しない可能性も否定できません。

副鼻腔炎

上の奥歯にインプラントを埋め込む場合、インプラントを埋入する角度や深さを誤ると、鼻の横にある上顎洞(じょうがくどう)を突き破ることがあります。副鼻腔炎になると、鼻詰まりや頭痛、鼻や歯茎の痛みなどの後遺症が出ることがあります。。

上顎洞の周りは骨が薄いため、インプラントを迷入する可能性がないとは言い切れません。インプラント治療前の精密検査によって避けられるリスクなので、しっかりと検査を行ってくれる歯科医院を選択しましょう。

インプラントのぐらつき・抜け落ち

インプラントの手術の際、細菌に感染すると、治療部位に腫れや痛みの症状が出ることがあります。インプラントと顎の骨が結合しないこともあるでしょう。

インプラントと顎の骨がうまく結合しても、治療後のケアが不十分な場合や喫煙によってインプラント周囲炎になり、インプラントが抜け落ちることもあります。インプラント治療後は、定期的なケアが欠かせません。

顎関節症、肩こり、頭痛

インプラントの治療後、お口の中だけでなく、全身の健康状態が悪くなることがあります。インプラントの上に作った上部構造(被せ物)の高さが不適切なことで、全体の噛み合わせが悪くなったことが原因です。

噛み合わせが悪くなると、歯だけでなく顎関節に負担がかかり、顎関節を引き起こすおそれがあります。顎関節は頭や首、肩にもつながっているため、肩こりや頭痛、めまいなどの症状が出ることもあるでしょう。

噛み合わせを調整することで改善できることが多いですが、インプラントの埋入に問題がある場合は、治療をやり直す必要があります。

インプラント治療後に後遺症が残ったらどうしたらいい?

顎に手を当てて考える女性

インプラント治療後に神経の麻痺や副鼻腔炎などの後遺症が残った場合、まずはインプラント治療を受けた歯科医院に相談しましょう。インプラント治療は自費診療なので、インプラント治療のトラブルや再治療、被せ物などに対して保証がついていることが多いです。

インプラント治療後に何か不具合がある場合、なるべく早く歯科医院を受診してください。保証期間や保証内容は歯科医院によって異なるため、事前に確認しましょう。

インプラント治療を受けた歯科医院だけでなく、ほかの歯科医師の意見を聞きたい場合は、セカンドオピニオンを利用してもよいでしょう。第三者の目線からインプラント治療を判断してもらうことで、患者様の疑問点を解消できるかもしれません。

セカンドオピニオンを受けたい場合は、治療を受けた歯科医院で紹介状を用意してもらってほかの歯科医院を訪れましょう。

信頼できる歯科医院の選び方

歯科医院でカウンセリングを受ける女性

インプラント治療のリスクや後遺症を避けるには、安全にインプラント治療を受けられる歯科医院を見極めることが大切です。信頼できる歯科医院を選ぶ5つのポイントを解説します。

インプラントの治療実績が豊富か

インプラントは、高度な技術と豊富な経験が必要な治療です。

インプラント治療を安全に受けるには、インプラント治療の実績が豊富な歯科医院を選びましょう。ホームページなどで、実際の症例や歯科医師の経歴などを確認してください。

歯科医院の設備は整っているか

インプラント治療後の後遺症を避けるには、精密検査と衛生管理が非常に重要です。

歯科医院の設備が整っているか確認しましょう。特に、顎の骨の厚みやインプラントの埋入位置を把握するためのCTスキャンは欠かせません。レントゲンやCTスキャンなど精密検査の設備は整っているか、手術は個室で行われるか、器具は滅菌されているかなど、ホームページ上でも確認できることが多いため、チェックしてください。

十分な説明があったか

どのような治療でも、メリットだけなくデメリットやリスクが存在します。治療前のカウンセリングで、リスクやデメリットについての説明が行われる歯科医院を選びましょう。

費用が安すぎないか

インプラントのメーカーは国内外に数多くありますが、インプラント1本の費用は300,000~400,000円が相場です。

しかし、インプラント治療は自費診療で歯科医院が自由に設定できるため、1本100,000円など相場を大きく下回る歯科医院もあります。マイナーなインプラントメーカーで耐久性に問題がある場合や、アフターケアが不十分な場合、歯科医院の設備が整っていない場合など、インプラントの費用が安すぎるには理由があります。

インプラント治療を安全に受けるには、費用の相場を理解し、安いインプラントを謳っている歯科医院を避けるとよいでしょう。

アフターケアが充実しているか

インプラント治療後は、定期的なケアは欠かせません。

インプラント治療後のケアが不十分な場合、インプラントのぐらつきや抜け落ちの原因になる、インプラント周囲炎になるリスクが高いといわれています。インプラント治療だけでなく、インプラントの治療後のアフターケアにも力を入れている歯科医院を選ぶとよいでしょう。

まとめ

インプラントの模型を持って笑う女性医師

インプラントは安全性が高いといわれている治療ですが、外科手術を伴います。神経や血管を傷つける、上顎洞の炎症を引き起こすなど、後遺症が残ることがあります。

インプラント治療前にレントゲンやCT撮影などの精密検査をしっかり行い、インプラントの埋入位置をきちんと把握することで、後遺症のリスクは避けられるでしょう。インプラント治療を安全に受けるには、歯科医院を慎重に選ぶことが大切です。

インプラント治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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インプラント治療中に歯がない期間はどれくらい?注意点も解説

こんにちは。横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」です。

歯の色サンプルを見ながら笑う男性

インプラントは、失った歯を補う方法として人気のある治療です。見た目がよく、物を噛んだときの感覚が天然の歯と似ていることが特徴です。

しかし、治療期間が長く、人工歯を入れるために時間がかかります。

今回は、インプラント治療で歯がない期間と注意点について解説します。

インプラントの流れと治療期間

机に置かれたカレンダーとペン

インプラント治療の流れと治療期間は、以下のとおりです。

カウンセリング

インプラント治療を開始する前に、カウンセリングを行います。

カウンセリングでは、インプラント治療のメリットやデメリットを説明し、治療の希望を確認することが多いです。インプラント治療が安全に行えるように糖尿病や高血圧症などの基礎疾患の有無や、現在服用している薬の確認も行うでしょう。

精密検査

虫歯や歯周病の有無を確認し、型取りを行います。

CT撮影を行って、神経や血管の位置も調べます。事前に神経などの位置を把握することで、インプラント治療中に神経や血管を傷つけるなどのトラブルを防ぐことができるでしょう。

治療計画の説明

精密検査の結果をもとに、インプラントの本数や費用、今後の治療の流れを決定します。

歯科医師から詳しい説明をしてもらえます。

術前処置

歯周病の状態でインプラント治療を行うと、インプラント周囲炎になるリスクが高いです。インプラント周囲炎は、インプラント周りの組織が炎症を起こす病気で、重症化するとインプラントが脱落することもあるのです。

精密検査で歯周病と診断された場合は、まず歯周病の治療を優先します。インプラント治療を行う部位に既存の歯がある場合は、抜歯を行います。

1回目のインプラント手術

インプラント手術は、2回に分けて行われるのが一般的です。1回目の手術では、歯の根の代わりになるインプラント体を顎の骨に埋め込みます。

1回目の手術の流れは、局所麻酔を行って、インプラント体を埋入する部位の歯茎の切開を行います。そのあと、専用の機械で顎の骨に穴をあけ、インプラント体を埋め込むのです。インプラント体を埋め込んだあとは、歯茎を縫合して終了です。

インプラント体と骨が結合するには時間がかかります。1回目の手術後、2〜6か月の期間をあけて2回目の手術を行うのが一般的です。

2回目のインプラント手術

インプラント体と顎の骨が結合したら、2回目のインプラント手術を行います。

2回目の手術では、アバットメントとよばれる人工歯の土台となる部分をインプラント体に取り付けます。局所麻酔を行って、歯茎を切開してインプラント体が見える状態にしたあと、アバットメントを装着し終了です。

型取り・人工歯の装着

歯茎の傷が治癒したら、人工歯を作成するための型取りを行います。

型取りの際に担当の歯科医師と相談して、人工歯の素材や色を決定します。人工歯の完成後、噛み合わせの調節を行い、問題なければ人工歯を装着することになるでしょう。

定期検診とメンテナンス

インプラントは、天然の歯と違ってブラッシングが難しく、汚れが溜まりやすいです。インプラントに汚れが付着した状態を放置すると、インプラント周囲炎になる可能性があります。

インプラント治療が終了しても定期的に歯科医院を受診し、メンテナンスを受けましょう。

インプラント治療中に歯がない期間はどれくらい?

パソコンと資料を見ながらスケジュールチェックする

顎の骨の状態にもよりますが、歯がない期間は2〜6か月ほどといわれています。インプラント治療では、インプラント体が骨と結合するのに時間がかかるため、歯がない期間が長いです。

歯がない期間はどうする?

顎に手を当てて考える男性

歯がない期間は、仮歯もしくは入れ歯を使用し、歯のない部分を補います。仮歯と入れ歯、それぞれの歯がない期間の対応は、以下のとおりです。

仮歯

仮歯は、前歯を補うために使用することが多いです。インプラントを行う部位の両隣の歯に被せ物が装着されている場合は、被せ物を外してブリッジ型の仮歯を装着することもあるでしょう。ブリッジ型の仮歯は安定するため、外れにくいことが特徴です。

隣の歯が健康な場合は、両隣の歯と仮歯を接着剤で固定します。接着剤で仮歯を固定する場合、仮歯の安定性が低いため外れる可能性が高いです。

また、一般的ではありませんが、1回目の手術が終了した日にインプラント体に仮歯を取り付ける「即時荷重インプラント」という方法があります。即時荷重インプラントを行うには、患者様の顎の骨量と骨密度が十分にあることなど、条件があります。即時荷重インプラントを希望する場合は、担当の歯科医師に相談しましょう。

入れ歯

入れ歯は、主に奥歯を補うために使用することが多いです。奥歯は、前歯と違って審美的な問題が生じにくく、1本分のインプラントであれば咀嚼への影響も少ないため、入れ歯を装着しない場合もあります。

歯がない期間の注意点

黄色い背景に浮かぶ!マークの吹き出し

仮歯と入れ歯、どちらの場合も、歯がない期間はさまざまなことに注意して過ごさなければいけません。それぞれの注意点を解説します。

仮歯の場合

仮歯を装着した場合の注意点は、以下のとおりです。

粘着性のあるものを避ける

仮歯は専用の接着剤を使用して固定します。

ガムやキャラメルなどの粘着性のある食べ物を食べると仮歯が外れることがあるため、仮歯を装着している間は粘着性のある食べ物は控えましょう。

硬いものを噛まない

仮歯で硬いものを食べるなど、強い力をかけると破折の原因になります。

人工歯が完成するまでは、なるべく仮歯で硬いものを噛まないようにしましょう。

外れた場合はすぐに受診する

仮歯が外れた場合は、紛失しないようにケースなどに入れて保管してください。

仮歯が外れた状態を放置すると、歯が動く可能性があります。早期に対応してもらうために、歯科医院にすぐに連絡しましょう。

入れ歯の場合

入れ歯を選択した場合の注意点は、以下のとおりです。

毎食後に洗浄する

入れ歯はプラスチックでできており、食べ物が付着しやすいです。

食べ物が付着した状態が続くとカビや口臭の原因になります。必ず毎食後に、入れ歯を洗浄しましょう。

洗浄方法は、流水で汚れを落とし、入れ歯用のブラシを用いて磨きます。入れ歯の裏側や金属の金具に汚れが付着しやすいので、重点的に磨きましょう。定期的に入れ歯用の洗浄剤を使用し、見えない汚れや細菌を除去することが大切です。

痛みが出る

入れ歯を使用すると痛みが出る場合があります。

入れ歯を装着すると痛む場合は、入れ歯を調節する必要があるでしょう。無理に使用せず担当の歯科医師に相談してください。

まとめ

インプラントの模型を持って笑う女性

今回は、­インプラント治療における歯のない期間についてご説明しました。

インプラント治療では、歯の根の代わりになるインプラント体と骨が結合するまでに時間がかかります。そのため、1回目のインプラント手術から2〜6か月間は歯のない期間があります。

歯のない期間は、仮歯もしくは入れ歯を装着するのが一般的です。歯がない期間に仮歯を装着した場合の注意点は、粘着性のある食べ物を避ける、硬いものを噛まないなどが挙げられます。入れ歯を選択した場合の注意点は、毎食後に入れ歯を洗浄することを心がけましょう。

歯がない期間といっても、仮歯や入れ歯を装着するのが一般的なので、大きく見た目に影響を与えることはありません。疑問や不安がある場合は歯科医師に相談し、前向きな気持ちでインプラント治療を受けてください。

インプラント治療を検討されている方は、横浜市緑区にある歯医者「礒部歯科医院」にお気軽にご相談ください。

十日市場の歯医者|礒部歯科医院

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